つぶやき日記

四季のうつろいから

旧和辻哲郎邸見学

2012-11-02 12:53:04 | Weblog

水曜日の講座「和辻哲郎の世界観」最終回は、「古寺巡礼」を基本に、和辻の意識の考察だった。

引き続いて、昨日は場所は鎌倉女子大学二階堂学舎に変わって、午前中は講師:徳橋敬一氏「古民家から見る和の心~旧和辻邸から」と題した公開講座が行われた。

二階堂学舎は、鎌倉駅からバスで10分余り、杉本観音を下車したところにある。多少早く着いたので、上りづらい階段を登って、十一面観音に参拝した。

頂上にはツワブキもきれいに咲いていて、朝の空気が清々しく気持ちがよかった。

講座は、和辻邸を詳しく説明してもらって、わかりやすく午後からの見学の貴重な資料になった。

バスで駅ビルに戻るとき、信号待ちしたバスから見た石榴がとても美しく日に輝いていて、実りの秋を感じた。

ランチを済ませた後、小町通りを和辻邸がある川喜多映画記念館まで歩いた。

時期的に修学旅行や遠足の学生が多くて、小町通りは思うように歩けないほど混雑していた。

川喜多映画記念館の後ろに、移築された旧和辻邸がある。

午前中の説明通り、土間は広く、リビングには囲炉裏が切ってあって、今は椅子が置かれて見学者がくつろいでいた。親しみやすい部屋だと思った。

 

その奥の書斎は、書棚や文机置かれていて、まだ静寂な雰囲気が漂っていた。

続いて炉が切られた茶室、和室台所が続く。三方が硝子戸の縁側で囲ってあるので明るい。

よく地方で見る古民家を、少し手入れして明るくモダンにした感じがした。

その後川喜多映画記念館で開催されている、特別展「映画女優 高峰秀子」を観て、帰途に着いた。

絶好の行楽日和に恵まれて、盛りだくさんな楽しい一日だったが、少し疲れた。


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