つぶやき日記

四季のうつろいから

鎌倉アジサイ散策

2011-06-28 19:16:17 | Weblog

梅雨空かと思って出かけたら、真夏の気候になった。それでも風が幾分心地よかったので救われた。

大船駅からモノレールで湘南江の島へ行った。モノレール特有の高さで移動することが好きで、このコースはよく利用する。江ノ島で江ノ電に乗り換え、車窓からその時間ははまだ幾分曇った海を眺めて、極楽駅で下車した。

極楽駅の正面のアジサイの群生が好きでまずカメラに収めた。でも例年に比べてアジサイが少ない気がした。

「極楽寺」を素通りは出来ないねと言うことで立ち寄る。

成就院の坂でまたもやアジサイがとても少ないことに気付いた。人はびっくりするほど多い。

成就院:略縁起 弘法大師さまの由緒ある地に1219年北条泰時が願いを込め本尊に、縁結び不動明王さまをまつり建立。1333年鎌倉攻めのときに焼失したが元禄年中に復興され現在に至る。由比ヶ浜を望む108段の階段両側に般若心経の文字数と同じ262株のアジサイを元弘の役供養のため植えた。

成就院のこの時季アジサイ以外の花

沙羅の花(夏椿)

岩たばこ(すでに最盛期は終わっていてこれが最後の花)

はまなす

パワースポット・不動明王

188段の階段の上から両側のアジサイと由比ヶ浜が望まれる。すでに咲き終わったアジサイは撤花されて、赤い色の花が少なく寂しく感じた。

 

長谷寺までの散策の途中でポストとアジサイを見つけた。

長谷寺着、池の菖蒲が美しく咲き揃い、このころから晴れて真夏の日差しになり、水辺の涼が心地よかった。

境内のアジサイ散歩道は、アジサイの時期には遅かったせいか、待ち時間もなく歩くことが出来た。何か例年と違う、ピンクのアジサイが少ないということは地質が違っているのか。後で聞いたことだけれど、アジサイの咲き始め時期は例年並みなのに、花は早く終わったそうだ。その上花の痛みが激しいのが気になった。ちょうど晴れ渡ってアジサイ道から見る海や家並みがきれいだったし、木陰に吹く風が心地よかった。

最後に洞窟でクールダウンして出てきたら、水辺に塩辛トンボが待っていてくれた。

鎌倉駅まで戻って遅いランチをとったが、余りの暑さに今日の散策はおしまいとした。

 

 


梅雨空の一日

2011-06-27 19:43:03 | Weblog

まさしく梅雨空、降ったりやんだり、少し明るくなったり、そして気温はそれほど高くないのにとても蒸し暑い。

女子大学受講が午前、午後とあった。

通学路にある大船撮影所跡の小公園の「デェイゴ」の大樹の花が満開になっていて、梅雨空に華やかさを添えていた。地面に落ちた花もきれいだった。

女子大構内では、沙羅の花(夏椿)が楚々とした花をつけていた。朝開いて夜には落ちるはかない花だと聞く。またクチナシも花を咲かせ始めた。どちらの花もどこか侘しい。

さて、肝心の午前の講座は「考古学からみた聖書の世界(3)」の最終回、いよいよ新約聖書に入る時期、ヘロデ大王(治世前27年~後14年)について、治世地ガリラヤという土地についての講義だった。次回秋の講座に続く。

午後の動物学は、前回から始まったが、体調不良のため休んだので、私は今日からの参加である。この講師のチンパンジーの話も初回から聴講しているので、登場チンパンジーの消息の報告を待ち焦がれている。お気に入りの「カルンデ」(推定1963年生)は今も健在と聞いてほっとした。

講師・保坂和彦氏は鎌倉女子大学准教授 京大理学博士・(人類学・霊長類学) 1991年よりマハレ山塊チンパンジー研究プロジェクトに参加。

先日亡くなられた恩師西田利貞博士を悼みつつの講座になった。

今回の講座名「チンパンジーの本当の姿とは何か?」 巷間噂として伝わっているチンパンジー、テレビで可愛く、面白く見るチンパンジーとは違った、長い間自分の目で見てきたチンパンジーを伝えたい講座と理解した。

 


プチ誕生日会

2011-06-24 12:36:23 | Weblog

急に真夏になった。暑さには強いはずだけど、湿度が高いのは困る。

昨日は6月生まれの、北鎌倉小舎オーナー・まみさんのお誕生会をした。月に1度くらい訪ねてくれる若いお友達夕子ちゃんも一緒に、お昼からの宴会だった。よく飲む3人、いつまでも食べて飲み続けながらおしゃべりしている。

この時季定番の1品「ラタトゥイユ」を中心に、鶏肉・エビ・ほたてを焼いた。豚しゃぶサラダ・お決まりのもやしナムル、サラダ風漬物など・・・野菜がいっぱい。最後の特製「そばめし」も好評だった。

夕子ちゃんお手製のケーキは、甘さ加減がよく、いつもながら美味しかった。ケーキを食べ終わってから、「ハッピーバースディ!」歌わなかったね(笑) このころには3人とも相当酔っているのだ。因みに3人の年齢差はほぼ40歳、20歳差である。


映画「八日目の蝉」

2011-06-22 19:12:25 | Weblog

夏至の今日は、梅雨の晴れ間で夏日の暑い一日だった。曇った空に慣れた目に、今日の晴れ間はまぶしかった。

港南台シネマへ「八日目の蝉」を見に行った。近くて快適なので、出来るだけこの映画館で見られるものはここで見るようにしている。そのため上映期日が多少遅れることがある。

レディスディだったが、程よい空間で見ることが出来た。

長い原作を読んで、どのように映画にまとめてあるかと思っていたが、構成がとても上手で、過去と現在の交錯の仕方がうまく出来ていて、無理がなくよくわかる脚本に感心した。主人公の永作博美の演技・井上真央のクールさ、小池栄子の切ない自然体がとってもよかった。

原作も、映画も同じ場面、誘拐犯の母が逮捕されるとき、自分の身より「この子はまだご飯を食べていません」と叫ぶ場面に、思わず涙。母の愛がその言葉に収れんされている。

重くて深刻なテーマなのに、後味が悪くないのは出演者の穏やかさと、和ませてくれる小豆島の美しい四季の景色だと思う。震災前の作品のはずなのに、お星さまの歌は「見上げてごらん夜の星を」だった。


午前も午後も

2011-06-21 12:51:19 | Weblog

梅雨空が続いていたが、今日は朝から久しぶりに少し陽射しが出た。貴重な晴れ間もすぐに曇ったが、たくさんの洗濯をすませた。

昨日月曜日、午前中は考古学講座:考古学からみた聖書の世界 4回目

マカビーの反乱でバビロン捕囚以来450年ぶりに独立した、ユダヤ・ハスモン王朝時代

ハスモン家はローマの助けを使って、王朝を建てたが、ハスモン家の支配が拡大し、ユダヤ教の強要などユダヤ内部で混乱が起こり、それを利用したローマのヘロデ王に移っていく。

ユダヤ教は 「十戒」に固執するあまり、ローマ時代でもユダヤ人のイメージは「人間を憎悪する民」「特異な民族、彼らの習慣はローマにあわない」と思われていたらしい。

鎌倉女子大学への通学路は、川沿いのプロムナードや、大船撮影所跡の小公園を歩くので、季節のお花をたくさん見ることが出来る。

この時季はアジサイ各種がきれいで、今では珍しい立ち葵も見ることが出来た。

女子大構内の泰山木が大きく開いていた。曇り空の中だったので、これが青空だったらどんなにきれいだったことかと思った。

 

さて午後からは、月に1度の着付け教室で、先生にお迎えに来ていただいて、北鎌倉小舎に向かった。

着物も6月から衣替え・単衣物になる。紺に銀の大きな水玉崩れ模様の着物に、夏もの博多帯を合わせた。涼しげな装いになった気がする。今日は帯の前結びの練習もしてみた。

お稽古の後、元町「秋乃」さんと、まみさんの俳句仲間の寒さんも加わって、おしゃべり会も楽しかった。でも帰って、帯を解いた途端にどっと疲れが・・・午前・午後のお出かけは年々辛くなっていく。