ふかごろうキリスト教神学日記

キリスト教の神学について、ふかごろうが学んだことを記して行こうと思います。

世界教会信条の制定

2006-04-26 15:00:54 | キリスト教神学入門
<今日読んだ箇所>
「キリスト教神学入門、A・E・マクグラス著」:45~46頁

<世界教会信条の制定>

信条というものは、特定のキリスト教の教派に関わるものではないそうです。
ある特定の教派に関わるものは、しばしば「信仰告白」という形でまとめられています。

信仰告白の例をあげましょう。

ルター派の「アウクスブルク信仰告白」
改革派の「ウェストミンスター信仰告白」

こういうものは、信条ではないそうです。

信条と言うものは、広く普遍的に、キリスト教の教派全体が認めるものです。

この本には、2つの信条が載っていました。

一つは「使徒信条」です。

「我は天地の造り主、全能の父なる神を信ず。・・・」

この信条はクリスチャンなら誰でも知っているかもしれませんね。
礼拝で唱和しますものね。

この信条は、元々洗礼を受ける人が信仰を告白する時に唱えたものだそうです。

もう、一つの信条は、「ニカイヤ信条」です。

この信条は、名前はどこかで聞いたことがあったのですが、具体的な内容を知ったのはこの本を読んでからでした。

なるほど、こういう内容だったのだ、と分かりました。

このニカイヤ信条は、アレイオス主義がキリストを被造物と理解したのに対抗してキリストの完全な神性を主張しようとしたものだそうです。