ふかごろうキリスト教神学日記

キリスト教の神学について、ふかごろうが学んだことを記して行こうと思います。

ポストモダニズム

2006-06-30 10:31:36 | キリスト教神学入門
<今日読んだ箇所>
「キリスト教神学入門、A・E・マクグラス著」:163~165頁

<ポストモダニズム>

今日は、ポストモダニズムについて書かれている箇所を読みました。
これは聞いたことがあります。
まず、モダニズムとポストモダニズムの対応表を示しますね。

○モダニズム : ポストモダニズム

 目的 : 遊び
 計画 : 偶然
 階層制 : 無政府状態
 集中化 : 拡散
 選択 : 組み合わせ

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モダニズムとポストモダニズムの対応はこのような感じになります。
モダニズムが一極集中化し組織化するのに比べ、ポストモダニズムは、拡散、無秩序化する考えのようです。
宗教に関して言えばポストモダニズムは、多元主義であり、相対主義であります。

近・現代の状況

2006-06-29 10:42:50 | キリスト教神学入門
<今日読んだ箇所>
「キリスト教神学入門、A・E・マクグラス著」:155~162頁

<新正統主義>

自由主義神学は、第一次世界大戦の勃発により、幻滅をあじわされることとなりました。
多くの人が自由主義神学は、キリスト教を神中心であるよりも人間中心してしまったと主張しました。
そして、戦争がこのような神学の行き方の信頼性を打ちこしたのだと論じられました。
そこで、登場したのが、カール・バルトです。
彼は、新正統主義の思想を体系的に説き明かしました。
バルトは、イエス・キリストにおける神の自己啓示を真剣に受け取る必要があると主張しました。

<ローマ・カトリック>

近・現代のローマ・カトリックの動きをごく簡単に説明します。
ローマ・カトリックは、ロマン主義の観念論に深く動かされました。
ロマン主義運動は、カトリックの信仰と実践が持つ、その経験の側面も含めた多くの面に対する関心を再び目覚めさせました。
それは、カトリック・チュービンゲン学派の興隆と繋がりました。
そして、第二次世界大戦後、ローマ・カトリックは、神学が刷新されることとなります。

<東方教会>

近・現代の東方教会の発展した地域は、イスラム教勢力に占領されたり、また、ロシアでは共産主義の配下になってしまったりしました。
近年、ようやく、復興の兆しが見えてきたようです。

<フェミニズム(女性神学)>

これは、昔、「女性解放運動」と呼ばれたものです。
キリスト教には、女性を差別する教えがあるとの主張などがありました。

モダニズム

2006-06-28 16:40:34 | キリスト教神学入門
<今日読んだ箇所>
「キリスト教神学入門、A・E・マクグラス著」:152~154頁

<モダニズム>

これは、私は初耳のような気がします。
以前、神学書で目にしたこともあるかもしれないけど、記憶に残っていません。
ポストモダニズなら聞いたことがあります。

このモダニズムと言うのは、伝統的なキリスト教教理、特にキリスト論や救済論に関して、批判的懐疑的態度をとったそうです。
なんだか、前回紹介したリベラルと似ているような気がします。

この運動は急進的な聖書批評に対して肯定的な態度をとり、信仰に対し神学的であるよりも倫理的な次元を強調しました。

リベラル

2006-06-25 12:55:59 | キリスト教神学入門
<今日読んだ箇所>
「キリスト教神学入門、A・E・マクグラス著」:148~151頁

<リベラル(自由主義プロテスタンティズム)>

今日は、自由主義プロテスタンティズムの箇所を読みました。

これは、一般に”リベラル”と呼ばれる教派のことでしょう。
このリベラルと言うのは、古来のキリスト教の教派に対し横断的に存在するようです。
例えば、バプテストと言う教派がありますが、バプテストの中に福音派とリベラル派の両派が存在するようです。

私は、バプテストは、ずっと福音派の一派かと思っていましたが、そんなことは無かったようです。

マルクス主義

2006-06-20 13:06:35 | キリスト教神学入門
<今日読んだ箇所>
「キリスト教神学入門、A・E・マクグラス著」:145~147頁

<マルクス主義>

今日の箇所にはマルクス主義が載っていました。
これは、皆さんご存知かもしれませんね。
近年まであった、共産主義や社会主義の国の元々の思想です。

マルクス主義の根本は、唯物論にあります。
だから、神とかそういったものは存在しないと考えるのです。
それで、人の力で物質を上手に分けて貧富の差を無くして行こうとしたのです。

まあ~、このマルクス主義の行き着いた結果は、新たな権力構造を生み出し、
結局別の人々への富の集中を招いただけでしたね。
しかも、悪いことに、この主義を採用した国は、ほとんど経済が疲弊してしまいました。

やっぱり、神抜きの考え方には無理があるような気がします。

ちなみに、マルクス主義を発展させた人にレーニンがいます。
マルクスレーニン主義と言う言葉もあります。
マルクスは、ドイツ人でしたが、レーニンはロシア人でした。

私は、レーニンの唯物論という論文を少しだけ読んだことがあります。
難解だったような覚えがあり、途中までしか読めませんでした。