最近、手紙や葉書の郵便物の配達サービスレベルが低下しているのを感じる。配達される時間がどんどん遅くなっている印象である。土曜の配達も廃止され、都内でも翌日に着くことはありえないので、例えば、木曜日に郵便物を投下した場合、都内でも着くのは月曜日。それに我が住まいの地域では、配達は夜6時すぎとなっているから、時間のかかることおびただしい。配達員も大変だが、人出不足なのか夜遅くまで配達をしていること自体問題であり、サービス低下を招いている。これは、郵便物が日本郵便の独占だから、競争とかサービス向上とかいう概念が存在しないからであろう。
今日、宅配サービスが普及しているが、取扱業者が複数あるので、配達のスピードやサービス向上に競争概念が働いており、配達も予想以上に早い。よくヨドバシドットコムというネットショッピングを利用するが、早ければ注文の翌日に配達される。宅配サービスに比べると郵便サービスの低下は明らかである。ゆうパックにしても、とりわけ目立つメリットは感じられないが、配達料金の支払いとして切手が使えるのが唯一の利点である。
今回13日に区内で投函した封書を待っていたが、着いたのは17日の夜6時すぎであった。配達時間を確認しようと思い、品川郵便局に問い合わせをしようとしたら、なんと電話はかけ放題サービス対象外のナビダイヤルであることが判明したので、電話をかけるのをやめた。今時、スマホの電話はかけ放題サービスが付いているものが多いが、ナビダイヤルは対象外となっているので、極めて評判が悪い。地域の郵便局なので、全国各地からの電話など少ないはずなのに、どうしてナヒダイヤルを代表電話にするのであろうか?サービスのかけらも感じられない。
郵政が民営化されてから、16年も経つが、民営化後の株価は低迷したままで、株でも損をしている。数年前にカウンターでの小銭の受け入れを制限したり、ゆうちょ銀行のービスにも不満がある。年賀状も年々減っており、パソコンやスマホの普及により、手紙や葉書の利用もどんどん減っていると思われるが、郵政グループは、きちんと対応しているのであろうか?新規事業に取り組まないと今後もこのままじり貧の状態が続くものと思われる。