浪漫飛行への誘(いざな)い

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新型コロナ感染症対策の政府基本方針は疑問符だらけ

2020年02月26日 11時54分16秒 | 政治

25日、政府は新型コロナウィルス感染症対策の基本方針を発表した。具体的な目新しいものはなく、自治体や医療現場や国民への丸投げの感がある。外出自粛・イベント自粛なんて基本方針でもなんでもない。25日に電車に乗る機会があったが、マスクを着用していない人も少なからずいることが気になった。マスクは、ウィルス感染を防ぐ効果は薄いが、有菌者がセキ等でまき散らすのを防ぐ効果は期待できるとされている。無症状でも自分が感染していて、ウィルスをまき散らしている可能性もあるので、閉鎖空間となる電車やバスや飛行機等に乗る場合は、着用を義務付ける等の一歩踏み込んだ対策が必要であると感じた。マスクを着用していない人と濃厚接触する場となる満員電車が野放しになっているようでは、汚染拡大を防げるはずがない。飲み会・宴会やライブやスポーツ大会等のイベントの自粛も同様で、主催者に判断を求めるのでは効果は期待できない。ここ1-2週間がヤマというなら、もっと厳しい拡大防止策が必要である。学校の休校措置も個々の教育委員会に検討を求めるのではなく、強制的に全国ベースで1-2週間は休校にすべきである。

拡大防止策をとればとるほど経済的影響も拡大するばかりであるが、どっちが大事であるかである。ここ数日の株の下落幅も尋常ではなく、世界同時株安は避けられないし、リーマンショック以上のダメージを負う可能性も拭い去れない。このタイミングでもまだ中国の周主席の国賓招待を中止できない政権の弱腰は目を覆うばかりである。ウィルスのPCR検査を意図的に少なく押さえて、感染者数を少なく見せようとしているのはないかとの勘繰りも出てくる。今回の基本方針を見る限り、とにかく、汚染拡大がどの程度深刻かが伝わってこない。口では深刻といいながら、対策はあまあまの感が強い。韓国では大統領が陣頭指揮を取ってオール韓国で対策を講じている様子が報じられているが、日本では首相が先頭に立って、陣頭指揮を取っている感はほとんど伝わってこない。本問題は、厚労省マターだけでは限界があり、全省庁レベルで、首相が前面に出て対策を指揮していく必要がある。厚労大臣任せにしている首相の無責任さは致命的である。トップとして当問題に特化する記者会見も一回もやっていないようである。桜を見る会や検事の定年延長問題等で追い込まれているが、ここにきて正体と実力見たりの感がある。内閣支持率も下がりつつあり、現政権では、もう駄目だと感じている人は多いはずである。このまま無策・無責任状態が続くようであれば、5月頃までに終息するのはまず困難と思われ、オリンピックが吹っ飛ぶどころか、日本国自体が沈没する恐れがある。
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