浪漫飛行への誘(いざな)い

海外旅行は102か国、海外旅行、世界遺産、飛行機、卓球、音楽、歌謡曲、初物、語学、仏教シリーズ等の趣味の世界をブログに

マスク不足の解消は夢のまた夢

2020年02月23日 08時59分37秒 | 政治

2月12日の記者会見で菅官房長官は毎週1億枚のマスク増産を指示したので、来週には品不足は解消するだろうと安易に述べていたが、とんでもない。実感としては、マスク不足解消宣言以降、ますますマスク不足が加速しており、マスクを求めて並ぶ人達の数が日増しに増えている。近くのドラッグストアは9時開店で、20日位前は、8時40分頃で、数人、14日位前は、20人程度であったが、日増しに列が増え、17~18日頃では、8時30分には、すでに40人以上並ぶ状態となっている。そのドラッグストアでは、20日までは、毎日調達できていたが、ついに力尽きたようで、21,22日ともに未入荷となり、並びに来た人達をがっかりさせていた。23日も箱マスクは未入荷で、袋入りも20人分程度のみで、8時15分には、80人以上が列を作ったが、ほとんどの人は何も買えないという事態となっており、ますます深刻化している。もう一つのドラッグも本日は未入荷とのことで、マスク難民は右往左往していた。

菅さんは毎週1億枚増産と豪語していたが、市場には全く出回っていない印象である。医療関係者や医療・介護施設等に回されているのかも知れない。甘い見通しや後手後手の対策には不安だらけである。増産するからマスク不足は解消するだろうなどと軽々しく発言してほしくないものである。マスクの8割は中国製で日本製は2割程度しかないとテレビでも紹介されていたので、中国製は入ってくるはずもなく、おかしいとは思っていたが、案の定である。日本では、インフルエンザも花粉症も流行の時期にあるので、マスクを買えない人は、血眼になっているようである。一ヵ月近く前からマスクをあまり苦労せず箱単位で購入していたが、いかに先見の明があったことに自ら感心している。

今回の政府の対応を見ていると新型コロナウィルスは深刻なのか、無症状の人もいたり、致死率も低いので、あまり大したことはないのか、よくわからないのが実情である。ここにきて、中国で医療従事者が次から次へと亡くなっているニュースを見ていると相当やばそうな印象もある。専門家の意見もバラバラである。政府の対策会議が10分程度で終わっているとか、さぼっている閣僚がいたり、専門家を入れた対策会議がやっと17日に発足されるとか、あまりにも政府の対応がお粗末で、後手後手の対策が目立つ。外国からも対応のお粗末さをいろいろ非難されているようであるが、オリンピックを控えている国としては、失格である。独裁政権の中国も日本にとっても致命傷となりそうである。安倍首相が先頭に立って新型コロナウィルス拡大阻止の行動を取っている姿は全く伝わってこない。テレビで会見するのは、加藤厚労大臣だけで、心配なかぎりである。国民は皆どうしたらいいのか右往左往している。こんな対応が続く限り、オリンピック中止の可能性が強くなると危惧される。終息の気配どころかますます拡大しているので、早い決断が迫られるかも知れない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする