浪漫飛行への誘(いざな)い

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羽田新ルートの試験飛行開始

2020年02月03日 08時21分52秒 | 飛行機

3月20日から運用が始まる羽田空港の新飛行ルートで、実際の大型旅客機での試験飛行が2月2日午後に初めて実施された。3月11日までに、計7日間程度行う予定というが、午後から始まった時、家にいて、その騒音ですぐわかったほどである。騒音は、窓を閉めていても、気になるほどで、ひっきりなしに飛行している感じだった。都心を通る着陸する飛行ルートは、二つあるようで、我が家は、二つの飛行ルートの中間にあるため、家から両方の飛行機を見ることができるが、どのエアラインの飛行機か機体の塗装を見てはっきりとわかるほどの至近距離である。約1時間40分試験飛行したようであるが、間違いなく相当気になるレベルの騒音であった。

報道によれば、新ルートは、新宿付近で高さ約1000m、恵比寿駅付近で約700m、大井町駅付近で約300m上空を飛行するという。大井町駅周辺では、掃除機に相当する最大76~80デシベルの騒音が発生することになるが、飛行頻度がすごいので、思わず空を見上げてしまうほど気になる騒音となっている。飛行機からの落下物や地価下落も心配であるが、せめて騒音対策として、二重窓にする費用の一部を国が負担する等の対策を講じてほしいものである。共産党が中心となって、反対の住民投票をしようとしているが、前途は厳しい印象である。

我が家から羽田まで近いので、便利に飛行機を利用してきたが、都心ルートの導入は、何とも言えない心境である。今から26年前に関西国際空港新設に伴い、騒音問題が深刻化していた伊丹空港を廃止しようした時、身勝手な周辺住民が不便になるとして、存続を強く訴え、継続して運用されることになったという魔訶不可思議な歴史的事実を思い出さざるを得ない。

新ルートの導入により、1時間あたりの発着数が10回増えて最大90回になり、早朝・深夜を除く国際線の発着数が現在の最大年6万回から9万9千回に増え、羽田空港はますます便利になる。成田は遠いし、羽田の国際線がもっと便利になることを願っているので、何とも痛し痒しである。羽田がより便利になるのは大歓迎だが、3月20日以降に間違いなく発生する騒音問題は、大きな社会問題になることは必至である。

画像は、家から撮った飛行機(ANA機と月)、新飛行ルート 

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