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高島礼子が家宝捜索!蔵の中には何がある?

2019年02月25日 08時36分33秒 | TV番組

毎週日曜夜10時からBS-TBSで「高島礼子が家宝捜索!蔵の中には何がある?」という番組があるが、お宝への興味から何となく見ることが多い。この番組は、彼女が日本全国の「蔵」を訪ねて、「家宝」を拝見していくものだが、チーム高島の専門家として、いろいろな鑑定士が同行する。先日、何気なく見ていたら、浮世絵の鑑定士として、知り合いのSさんが出演していてビックリ。昨日も、北斎の作品の鑑定とのことでSさんが大活躍していた。

Sさんは、松本にある日本浮世絵博物館の館長を長らくやっていて、今は、有楽町の帝国ホテル前で浮世絵ショップをやっている方であるが、彼のお父様と縁があって、ドイツのフランクフルトに勤務していた頃、協力して浮世絵展を開催したのである。1988年11月のことなので、あれからもう30年も経っており、その方はすでに亡くなられているが、Sさんは彼の長男で、その後も何回かお会いしている。

松本の日本浮世絵博物館で有名なSコレクションは、S家六代目が1800年頃から浮世絵収集を始め、小生がドイツで知り合った方は、十代目の方で、海外で50回以上も浮世絵展を開催し、フランクフルト展もその一つであった。Sコレクションは、約10万点の収蔵品を誇り、世界でも有数の浮世絵博物館となっている。フランクフルトでの浮世絵展では、一点で数百万以上もする江戸時代に印刷された作品も展示し、保険をかけたほどであった。展覧会に合わせ、ドイツ初の浮世絵の摺りの実演を行ったり、サービスとして浮世絵の無料鑑定を行ったりもした。ドイツの新聞や地元のテレビでも取り上げてくれた。

この展覧会をきっかけに、浮世絵の魅力に取りつかれているが、我が家の部屋にも近代に摺られたものであるが、美人画や風景画が何枚か飾ってある。これは、展覧会のお礼として、一点1万円位で販売していたものの一部をSさんのお父様からいただいたものである。浮世絵は日本人が生み出した最高傑作の芸術品であると思うし、ゴッホはじめ海外の画家がその魅力の虜になったのも頷ける。

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