定年後、少しばかりの退職金を定期預金と株で運用しているが、預金金利も株価も下がる一方で、資金の運用は難しい状況にある。預金については、年に一度、高金利を誇るS銀行の3ヵ月のハッピーバースデー預金を利用してきたが、今年は、金利が年0.5%から0.3%にダウンした。昨今は普通の定期預金の金利は、よくても0.05とか0.1%位なので、0.3%でも抜群に高いともいえるが、数年続いていた金利が下落したので心配になっている。
また、S銀行では、ATMの引出手数料が無料から有料になったり、海外でのATMによる外貨引き出しが中止になったり、不安がよぎり始めている。S銀行を利用し始めた最大の理由は、海外の旅先で、ATMから現地の通貨が引きだすことができるからであったが、それがなくなった今、どうしようかと思案中である。
バースデー預金は、S銀行の目玉商品の一つで、誕生月の前月の1日以降に新規に資金を用意すれば、店舗限定で3ヵ月ものの定期預金として0.3%の金利が適用できるというもの。たった3ヵ月なので、たいした額にはならないが、あまり手間暇もかからないため、ここ数年1000万円程度を運用してきた。3ヵ月で利子が約1万円つくため、ちょっとした小遣い稼ぎとなっていたが、今年はそれが6000円位に減ってしまうと思われる。額はたいしたことがなくても、ただ銀行に預けておくのも癪なので、今年も利用することにした。
一方、株の方も約1000万円で運用しているが、株価が下落の一途で現在の評価額は200万円以上マイナスしている。株価が買った時より高くなったら、デイトレードのように売って、利益確定を図っているので、現状マイナスしていても、利益との相殺で、実質はプラスとなっている。数年前は、1年で400万円以上利益を上げた時期もあるが、一昨年は142万円、昨年は71万円にとどまった。テレビCMではないが、打つ手なし状況にあるものの、ボケ防止には役立つと思うので、細々とは続けていきたい。