マンションの郵便受けに「親鸞聖人と浄土真宗」というタイトルで、親鸞聖人物語の映画と解説及び1から学べる文化講座という1枚ゲラ刷りのチラシが投げ込まれていた。2月16日に若干怪しい感もあったが、会場も近くて、大変興味ある内容であったので、出かけてきた。また、午後の時間帯は同じ建物(部屋は別)で、「終活セミナー」というチラシも新聞広告といっしょに入っていたので、興味ある話題が重なるという事態となったが、両方とも顔を出すことにした。
午前中は、親鸞聖人の映画と解説であった。映画といっても、スクリーンは小さくDVDの鑑賞であった。このDVDは6巻から成る親鸞聖人の激動の生涯を描いたアニメーション映画で、今日はその第1巻を解説付きで鑑賞したものである。親鸞は1173年に京都で生まれたが、4才で父、8才で母を亡くし、前途を悲観して、9才で比叡山の法華経の修行に入ったところから始まる。法然上人のもと20年間修行(苦行)を積んだが、法華経の限界を知り、29才の時に下山し、その後、悟りを開いていくようである。親鸞の名前は有名だが、よく知らないことが多いので、引き込まれるようにDVDに見入ってしまった。その後、彼は浄土真宗の宗祖として、90才まで釈迦の教えを民衆に説いたようである。
午後の部は、はじめは終活セミナーに参加していたが、家族葬等の説明だけで大したことがなかったので、早々に退席して、途中から午後の文化講座に出席した。これまた親鸞聖人の教えの一部を講師がわかりやすく説明してくれたもので、大変勉強になった。『難度の海を度する大船』に乗ることができれば幸せな人生が送れるのだという。我々はやがて必ず死ななければならないのに、難度の海(=人生)の中でどう泳げばよいか、泳ぎ方しか考えていない。いつか必ず溺れ死ぬのに、その先がどうなるかを考えていないのはおかしいというのである。なるほど。。。
2016年5月に、「なぜ生きるー蓮如上人と吉崎炎上」というアニメーション映画が公開されたようであるが、この映画は、浄土真宗の宗祖、親鸞の教えに根ざす生きる意味と蓮如時代の歴史を、ベストセラー「なぜ生きる」を基に描いたアニメと紹介されていた。蓮如とは、親鸞の浄土真宗の教えを全国的に広めた8代目の上人であり、映画ではその声を里見浩太朗が担当している。見損なっているが、今でも細々と上映されているようなので、どこかで是非とも見たいと思う。
仏教やお釈迦様のことは我々の日常生活の中で大変身近でありながら、わからないことが多すぎる。興味はあるが、ちゃんと教えてくれる人がいないので、チコちゃんに「ボーっと生きてんじゃねーよ」と言われるのは必至である。お釈迦様の生誕地、ルンビニ(ネパール)にも行ったことがあるし、興味もあるので、折角の機会を得た今、少しは、親鸞のことや仏教・お釈迦様のことも勉強してみようかと考えている。
画像は、アニメの親鸞聖人
YouTubeは、「世界の光・親鸞聖人」のアニメ第1巻予告編
https://www.youtube.com/watch?v=C6zY4KwWgqQ