花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
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春の嵐が吹き荒れ 草木が茂りだす 2016/04/09 (鹿児島)

2016-04-10 22:23:15 | 野菜作り
2016年は暖冬から一転して寒い冬になり、桜が咲いても花冷えが続きました。
4月上旬の入学式まで珍しく桜が残り、春の嵐が吹き荒れ気温が急上昇しています。

4月7日(木)の天気図 tenki.jp から引用


鹿児島のソメイヨシノは3月27日に開花し、4月6日に満開となりました。この間に晴れたのは数日程度で雨や曇りの日が続き、桜が咲き揃わないまま雨で散って例年よりも見栄えがしませんでした。

4月7日は日本海に進んだ低気圧が発達し、強い南西風が吹きました。吹上浜沿岸部では台風並みの暴風が吹いたと思われます。

名残惜しいソメイヨシノ 以下の画像はすべて4月9日(土)に撮影


浜に近い竹藪に咲く野藤


いつの間にかあちこちに花を咲かせていました。殆ど栄養分がないと思われる砂地なのにたくましいことです。

浜辺の砂地を削った風紋


雨で湿った砂に暴風が吹きつけたのでしょう。こすり取ったような模様が刻まれています。南西風の嵐が梅雨入りまでに数回やってきます。遮るもののない海岸部では台風並みの暴風です。

珍しい漂着物


手前に置いたのは比較用の500mlペットボトルです。ヤシ類の根だと思われますが、かなり大きいので遠く南の海から運ばれてきた感じです。薄いサンゴのような白いものが付着していました。

貝採りの人


地元で「ケカッ」(貝掻き)と呼ぶU字型のステンレス細板に長い柄の付いた道具を使います。柄の下部にロープを付けて腰に結び、柄の上部を片手で持ちます。これを後ろ向きに引きながら砂地を探ります。

貝に当たるとカチッと音がしてわかります。砂粒の大きさによっては音がわかりにくく、経験や探る場所によって収穫量に違いがでます。後ろ歩きなので、かなりの運動量です。

吹上浜のキス釣りシーズンは例年5月初旬頃に始まります。今のところ海藻の発生は見られず海はきれいです。

若葉が広がる芙蓉


種子島から30年ほど前に枝を持ち帰り、挿木で育てたものです。昨年の種子は全て旅立って、若葉がきれいに広がり始めました。

畑の横に植えた紫蘭


ありふれた蘭ですが、この季節にきれいな紫の花を咲かせます。色合いが岩ツツジに似ていて好きな花です。雑草さえ取り除けば放置状態でも極めて元気な蘭です。

実がついたユスラウメ


サクランボのような実が色づくときれいです。食べられますが、直径6~8mmしかなく殆どお腹の足しになりません。

ソラマメのサヤ


下の方から4段程度までサヤができてきました。食用の大きさまで成長するのは半分程度かと思われます。昨年は長雨で傷んだので、どの程度歩止まりするのか不明です。

雑草も茂り始めた


畑の周りでは花桃が咲き、平戸ツツジも咲き始めました。一週間の間に急に雑草が目立ち始めました。

カライモの発芽


苗床のカライモ(サツマイモ)が発芽していました。日差しが強くなると内部が暑くなりすぎて新芽が傷むためビニルを外しました。

この区画は安納芋ですが、右奥の芋は新芽の色が違います。植えこむ時に別品種と間違えたようです。おそらく紅系の芋でしょう。成長していくと葉が同じような色合いになり判別は困難です。

安納芋の紅紫色の新芽は力強く見えますが、これから先の成長が遅く必要な苗が揃うには日数がかかります。同じく「なると金時」も新芽の伸びが弱く、植え付けても発根しにくい品種です。

テンの食害を防ぐためビニルからネットに張替え


テンは黄茶色の毛で、猫を細長くしたような小動物です。過疎化が進んで、空家に住み着いているようです。庭先にゴルフのホール程度の小さな穴を掘っています。ミミズなどを探しているようですが農作物も荒らします。

種芋が掘り返されて食われるためネットを掛けて保護しています。生育中のカライモも被害にあいますが、広い範囲では防護もできず、ある程度は仕方ないと諦めています。

雑草はこまめに抜き取り、表土を軽く耕しました。やがて春本番を通り越し、初夏の気配が感じられるようになります。雑草との戦いが始まり、来月中旬にはカライモを植え付ける予定です。

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