花浄土鹿児島

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猛暑に負けず 蒲生太鼓踊り 2024/08/21(鹿児島)

2024-08-22 15:58:51 | 祭り・伝統行事
8月21日(水)強い日差しの下で、今年も蒲生太鼓踊りが奉納されました。

9時17分 すでに踊りは出発していた 以下の画像は8月21日に撮影


神社近くの観光交流センターが駐車禁止のため、姶良市役所蒲生支所横を西側に入った大楠運動公園に車を止めました。

祭りは9時から、昨年に続き今年も遅刻。すでに辻通での道太鼓が始まり、蒲生八幡神社方向へ団体ごとに踊りながら進んでいました。

参加は4団体で、下久徳(しもきゅうとく)、春花(はるけ)、川東(かわひがし)、北の順に出発しました。

鹿児島銀行前を北側に進む踊り一行(下久徳)


通りを通行止めにして踊りは進みますが、電柱電線、建物の影や道路白線が目立つので、私はこの辺りでの撮影が苦手です。

神社境内での庭踊りと違って、ずんずん前へ進んで行きますので撮影タイミングが合いません。

早くから汗を流して通り沿いの踊りを追いかけず、神社境内で待ち構えて参道を進んで来る踊り一行を写す方が、絵柄はきれいだと思います。

9時34分 交差点での踊り(北)


今年は例年にない暑さで、日陰でも観客の姿は少なく、懸命に踊る人たちには少し張り合いがなかったかも?

長年この踊りを撮影していると年ごとに観客が減り、通り沿いの建物に空家が目立ち、町が衰退していることを感じます。

9時37分 道太鼓を終えて蒲生八幡神社へ移動(川東)


蒲生小学校南側の道を進みますが、この辺りでは鉦・太鼓は殆ど打たずゆっくりと移動します。

9時48分 蒲生八幡神社 参道階段下に集まった踊り一行


広くはありませんが木陰になっており、神社到着の挨拶のような短い踊りを各団体が順に踊りました。

9時57分 春花のホタ振り(踊りの先導役)は2人


小学生でしょうか、踊り参加者は女性の比率が高くなっていることを感じました。

猛暑の影響もあるのか高齢男性の踊り手は殆ど見かけず、踊りの指導役や裏方として祭りを支えているようでした。

お母さんと一緒


踊りに合わせゆっくりと、幼子の手を引いて回るお母さんの姿がありました。踊りは途切れることなく一団体で25分ほども続くので、大変なことでしょう。

境内南西側の木陰には今日が登校日の小学生団体が来ていました。郷土学習の一環として有意義なことです。

境内通路沿いには段差解消の白い土嚢が目立ちました。撮影上は大変目障りですが、けが防止のためにはやむなし。

小学生でしょうか 暑い中良く頑張りました


暑さのためかぶり物は脱いだ感じですが、途中で脱落することもなく長時間頑張りました。大切な故郷の思い出になることでしょう。

鉦叩き 鉦の音を聞くと元気が出る


各団体ごとに少しずつ鐘の音色は違いますが、踊りの進行には欠かせない役割です。

踊りの先導役のホタ振りよりも、踊り全体をリードしてリズムを取っているのは鉦叩きのようです。

30分近い休憩もない踊りですが、所作を違えることもなく、戸惑う様子もなく踊りが続くことには感心します。

よほど長い期間、何度も練習を重ねてこられたのでしょう。

境内を走る太鼓打ち


太鼓打ちは時にゆっくり、時に全速で境内を走る場面もあり、かなりの体力が必要でしょう。

一通り踊りが終わった後で、太鼓打ちだけが一人または数人で飛び跳ねながら太鼓を打つ場面があります。

加治木太鼓踊りでは見られない、蒲生太鼓踊りだけで行われるものです。

10時58分 蒲生の大楠


左奥は国指定の天然記念物の大楠です。案内板には推定樹齢1500年、樹高30m、根周り33.57mとあります。

一時期弱っていましたが、保護事業が行われ樹勢を回復しています。

例年では社殿側や階段には観客が多いですが、猛暑のため観客は少なめで時間が経つとともに数が減って行きました。

11時12分 お疲れ様でした 境内での奉納を終える


10時から始まった境内での踊りが終わりました。最初と次の踊りは社殿側階段下の東側から撮影、3団体目は南側の木陰に移動しました。

猛暑を考慮したのか、川東地区の境内での踊り奉納はありませんでした。

今日も踊りの一部を動画記録することができました。力強い鉦と太鼓の音を聞けば元気が出ます。

いつもの顔ぶれのカメラマンとは短く挨拶を交わした程度でしたが、皆さんお元気で何よりです。

8月中はまだ各地で太鼓踊りがあるようですが、この暑さでは体が続きません。

次は日置市吹上町の伊作太鼓踊りに行けたら良いなと思っています。
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