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花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
(季節の花、吹上浜、桜島、霧島など)

寺山展望台から 桜島と新島など 2025/04/25(鹿児島)

2025-04-28 15:02:42 | 桜島
4月25日(金)吉野公園の後は北側の寺山に向かいました。

寺山展望台 駐車場横のツツジ 以下の画像は4月25日撮影


例年より少し遅れて山ツツジが咲いていました。寺山展望台は吉野公園から北へ4kmほど、桜島と鹿児島湾(錦江湾)を一望できます。

展望台近くでは道が狭いこともあり、ここまで足を延ばす人は少ないものです。先着の車1台はすぐに帰って行きました。

11時11分 標高420m 寺山展望台から北側の風景 姶良市


鹿児島湾(錦江湾)北部は2万9千年ほど前の火山活動でできた姶良カルデラ跡に海水が入り込んだもので、吉野公園から寺山にかけてはカルデラ外輪山の一部です。

2万3千年ほど前に姶良カルデラ南部で火山活動が活発となり、桜島が誕生したと言われています。

外輪山の海岸沿いに国道10号とJR日豊本線がくっ付くように並走しています。眼下から列車走行音がカタカタと心地良く聞こえてきました。

南東側には桜島 画面左側に小さく見えるのが新島


ここからは桜島の北側に浮かぶ新島が見えます。新島について鹿児島県観光サイトから引用して紹介します。

桜島の北東約1.5kmに浮かぶ新島(しんじま、周囲2.3km)へは、桜島・浦之前港から出る週3日の連絡船で約10分。桜島の安永噴火(1779~1782)に伴う海底隆起で生まれ、燃島(もえじま)とも呼ばれています。

多い時には250名ほどが暮らしていたが、人口が減少し2013年には無人島に。それを聞いた元島民たちは埋もれた道の整備に通い続け、荒れ果てた神社も再建。2019年には夫婦2人が移住し、再び有人島となった。(引用終わり)

南には鹿児島港と市街地が一部見える


展望台周辺の木が茂り、鹿児島湾岸を走る国道10号は一部が見える程度です。

ここから見ると桜島の溶岩原が、かなり西側に拡がっていることを実感します。桜島と鹿児島港との距離は2km程度、次に大爆発があれば鹿児島市街地にも甚大な被害が懸念されます。

桜島との間に架橋や海底トンネル構想がありますが、活動が活発な火山地帯であり、いずれも実現性は限りなく低いと思われます。

展望台から西側 駐車場へ戻る


訪れる人は日中でも少なく、林に囲まれた通路に街灯はありますが夜は怖そうです。

寺山ふれあい公園


寺山展望台から1kmほど南へ戻った地点で、今回初めて立ち寄りました。300mほど歩くと寺山の炭窯跡がありますが、現在も災害復旧工事が続いているようです。

目に留まった山ツツジ


立ち寄ったのは道路脇で花盛りのツツジが目に付いたためです。

新緑が美しい


すぐ横には研究施設か実習地のような農地があります。道路横の南向きで日当たりが良くツツジが大きく成長したようです。

花が終わると周囲と同じ緑色になって、ツツジが目に付くこともありません。良いタイミングで花景色を写せて幸いでした。

試験農地でしょうか


ツツジ横にある畑にイノシシの被害はないのか、電気柵などは設置されていません。

中ほど遠くに少し突き出して見えるのは南さつま市の金峰山(標高636m)で、南側(画面左手)には少しだけ鹿児島湾も見えています。

11時50分 吉野牧の疾風馬(よしのまきのはやて)


かつてはこの地で放牧が行われており、駐車場北側に馬のオブジェがありました。

上之原バス停近くから見る桜島


寺山公園からさらに南へ戻った上之原バス停近くです。この地点は林が切られて桜島が望めます。

北側では木が倒れたのか、前に訪れたときよりも周囲がかなり明るくなっていました。

東側に林が続く道路沿いで、ここは林の隙間から桜島が望める撮影スポットです。

原五社神社東側から見る桜島(標高1,117m)


上の場所から北へ200mほど戻ったこの地点は、インスタグラムなどに多くの投稿がある人気スポットです。

道路横に咲くアジサイやコスモスなどとともに桜島が映えます。今日は新緑がきれいでした。

今年の桜島爆発回数は少し多めの57回ですが、小規模なものが殆どで大きな影響は出ていません。天候や桜島の活動状況を見ながら再訪したいものです。

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