花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
(季節の花、吹上浜、桜島、霧島など)

山里に花咲く 思川源流部の春 2021/03/01(鹿児島)

2021-03-02 15:55:36 | 自然観察
3月1日(月)桐野利秋開墾地跡に続いて思川源流部を訪ねました。

思川(おもいがわ)の支流 鹿児島市西佐多町 以下の画像は3月1日に撮影


思川は鹿児島市西佐多町(旧吉田町西佐多浦)の前峯付近に源を発し、姶良市重富の脇元地区で鹿児島湾に注ぐ長さ17キロの2級河川です。

ここは支流の一つで、川での漁には遊漁券が必要との告知板がありました。この上流部は山林が続き、水源地とわずかな民家、耕作地が点在しています。

白木蓮が咲いていた 強い風で傷みやすい薄命の花


田の神様と自動販売機 白塗りの顔が恥ずかし気


葉桜となった緋寒桜 3月1日の最高気温は鹿児島市で22.9度


久しぶりに訪れましたが空き家が目につき、高齢化と人口減少で休耕田が増えていました。

あちこちで山桜が咲いていた 鳥の姿も


畑の菜花


畑の人に話を伺うと、最近ではイノシシだけでなくシカが出没し野菜の食害が出ているとのこと。

耕作水田は半分ほどに減りましたが秋の彼岸花は美しく、多くのカメラマンが訪れるそうです。

岩ツツジが多い所


竹林の斜面では 受難の山の神様 左は岩ツツジ 右側が倒木


台風の影響でしょうか、太い倒木で山の神様の祠が壊れていました。ここを大事に守ってこられた隣家老人はすでに亡く、廃屋を目にして胸が痛みました。

倒れた孟宗竹も複数絡み合い、倒木は全く動かすことができません。押さえつけられた岩ツツジですが、枝先に少しだけ花を咲かせていました。

道沿いの馬頭観音様(右側)


道沿いの観音様は今も大事にされ、水仙が供えられていました。軽トラの進む先はちょっとした峠(分水嶺)で、その先は姶良市蒲生町です。

柿の木の下 多くのフキノトウ


帰りは別な道をたどりましたが、民家庭先に岩ツツジを多く見かけました。道路反対側にはフキノトウが一杯出ていました。

他の草木が生えていないことから、すぐ近くの方が手入れされているようです。午前中の短時間に多くの春の花を楽しむことができて幸いでした。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« カメラ散歩 桐野利秋開墾地... | トップ | 春に3日の晴れなし 野菜に追... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

自然観察」カテゴリの最新記事