花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
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からいもを植えました 2014/05/17 (鹿児島)

2014-05-19 16:52:35 | 野菜作り
サツマイモの植付けは鹿児島の方言(鹿児島語)で言えば「かいもうえ」です。鹿児島ではサツマイモのことを、「からいも」または「かいも」と言いますが、今や若い人はあまり使わない言葉でしょう。

昔からある小さな野菜園を借りています。畝を作り植えるまでの様子です。昭和40年代頃までは殆どの家で庭先に野菜を作っていました。今のように四季を問わず野菜がいつでも手に入る時代ではなかったのです。

5月13日 畝立て


5月15日 雨後の様子


5月15日 畝の幅や高さを調整


畑に畝を作ることを「畝立て」と呼んでいます。13日は紐を張って畝が曲がらないよう鍬を動かしましたが、地面の高低も影響してだいぶ曲がっていました。仮に出来上がった畝の上部に山鍬で横一線に溝を作り鶏糞肥料を入れました。

14日の雨で土が流れ出して、畝の高低が見えてきたので畝幅と高さを調整しながら畝を完成させました。この後に昨年使ったマルチシートを被せました。

5月17日 苗の様子


植付けた苗


天気予報で曇りや雨マークが続くことを確認して5月17日夕方に180本ほど植えました。なると金時、紅乙女、安納芋、黄金千貫の4品種です。苗が30本ほど不足しましたが、残った茎が1週間ほどで成長してくると思います。

黄金千貫は主にでんぷんや焼酎原料として生産されていて焼芋用に流通する数は少ないようです。大きく成長しますが形は不格好です。

なると金時は全国的に有名な品種です。スーパーで買ったものが美味しかったので一部を種芋にして植え始めて3年目です。

紅乙女は紅さつまだったような記憶もありますが、よく見かける紅色の細長い青果用甘藷です。

安納芋は今年正月に種子島の方から送って頂いたものを種芋にしました。安納芋は糖度が高くて焼芋で人気があり、鹿児島でも他品種の倍ほどの値がします。種子島の天候と土が栽培に適しているのでしょう。私がこれまで植えてきた安納芋よりも美味しく、形も大きさも焼芋にぴったりでした。

事業規模での植付け風景


事業規模での栽培はトラクターで畝を作り同時にマルチシートを被せるので、きれいなかまぼこ型の畝に黒いシートがしっかり被さっています。シートの厚さは0.03mm、一夏栽培すると太陽光線で劣化しますが翌年も使えるので再利用しています。捨てればゴミ、活かせば資源です。

やはり形が悪い私の畝(笑)


見掛けは悪いのですがシートへの穴あけ作業が省けます。穴あけと植付けは腰をかがめての作業なので手間です。丸い穴あけの器具を使うときれいにくり貫けますが、その分ゴミになるので回収処分が必要です。昨年は古い包丁で切れ目を入れながら植付けました。

イノシシの出没
5月17日に砂浜に出てみるとオレンジ色の服で銃を担いだ猟師の姿がありました。イノシシが出没して農作物に被害が出ており、4月から有害鳥獣駆除を行っているとのことでした。

海岸にイノシシとは驚き


砂浜の足跡


この日は猟友会から6人ほど出て、猟犬と無線なども使って海岸近くの竹薮や林までイノシシの跡を追っていました。成果が上がったのかは不明です。

画像の足跡は左から猟犬、イノシシ、猟師のものです。イノシシの大きさは30kg程度だろうとのこと。昨年か一昨年、この足跡を野菜園で見たことがあります。そのときは周囲の人はイノシシは見たことがないとのことでした。やはりイノシシだったんです。

ジャガイモの食害もあると聞きました。過疎化も一因でしょうが、まさか海岸にまでイノシシが出るとは困ったものです。吹上町方面では海亀の卵にも食害が出ているようです。今月末のジャガイモ収穫まで無事なら良いのですが気がかりです。
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