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花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
(季節の花、吹上浜、桜島、霧島など)

警戒レベル3 新燃岳が噴火 2017/10/11 (鹿児島)

2017-10-11 17:04:58 | 霧島連山
10月11日午前5時34分、霧島連山の新燃岳が噴火しました。
噴火は15時以降も継続しており、噴煙の高さは火口上300mです。2011年1月の大噴火に比べると小規模の噴火ですが、風下の宮崎県側に火山灰が降り続いています。

鹿児島県のライブカメラ 10月11日16時前の噴火状況


霧島山火山監視映像から引用しました。
1分間隔で映像が更新されています。

ライブカメラ設置位置図


大浪池火口湖南側の登山路脇に設置されています。噴煙を上げているのは火口内東側のようです。昭和34年に噴火した西側斜面からは噴煙は出ていません。

気象庁が15時に発表した火山観測報

火  山:霧島山(新燃岳)
日  時:2017年10月11日15時00分(110600UTC) 第1報
現  象:連続噴火継続
有色噴煙:火口上300m(海抜5700FT)
白色噴煙:
流  向:東
---
噴火開始以降の最高噴煙高度:火口上300m(海抜5700FT)
11日05時34分に発生した噴火が現在も継続
今後も噴火が継続する場合は定期的に通報する
噴煙量:少量

霧島連山の登山規制状況 宮崎県ホームページから引用


霧島連山は鹿児島と宮崎両県にまたがる火山地帯です。今日噴火した新燃岳は大浪池の東側に位置しています。えびの高原の県道横には硫黄山、鹿児島県側の高千穂河原の東には高千穂峰の御鉢火口があります。

2011年1月の大噴火では風下の宮崎県側に大量の降灰があり、宮崎自動車道などが通行止めとなりました。今回も同様の大きな噴火が発生するのか見通しは不明なようです。

2011年には大きな噴石が新湯温泉西側の県道沿いに落下、今も大きな窪地が残っています。爆発に伴う空気振動で鹿児島県側のホテルでも多くの窓ガラスが破損しました。風向きを考慮して危険な場所には近づかない方が無難です。

西側斜面が爆発すると大浪池は危険だと思います。鹿児島県側から新燃岳を見るのはミヤマコンセール付近、高千穂牧場付近が無難だと思います。


新湯から見た新燃岳


2011年噴火の大浪池ライブ映像


2011年噴火 風下に降る火山礫


鹿児島大学の井村先生のツイッターでは専門的な情報などがあります。興味のある方は「twitter tigers 1964」で検索してみてください。

2014年1月の新燃岳ブログはこちらからご覧ください。
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噴火警戒レベル2 硫黄山を見に行く 2017/05/29 (鹿児島)

2017-05-31 18:13:19 | 霧島連山
5月29日(月)高千穂河原からの帰り道、えびの高原まで足を延ばしました。
硫黄山には火口周辺警報が出されており、火口からおおむね1km以内は立入禁止となっています。
以下の画像は気象庁監視カメラ画像を除き5月29日に撮影したものです。

16時11分 えびの岳登山口


今年はノカイドウの開花が遅れ5月初旬に少しだけ咲いたようです。広場入口ノカイドウ案内板の横にえびの岳登山口標識があることに気付きました。近場でもあり一度は行ってみたいところです。

つつじケ丘から見た硫黄山 右側は韓国岳


ここのミヤマキリシマは例年6月上旬が見頃です。まだ咲き始めで、散策する人を数名見かけただけでした。

硫黄山の噴気


火山観測の人でしょうか黄色いヘルメットの2人が右側斜面を下りていました。風上ですが時折噴気のジェット音が聞こえてきました。今度はこれまでと少し違って噴火しそうな感じを受けました。

エコミュージアム横から見た硫黄山


硫黄山の中心部だけでなく南西側の斜面にも噴気が見えます。桜島の灰色噴煙ではなく水蒸気のように見えます。20年ほど前までは硫黄山一帯ではあちこちから噴気が出て道路交通の視界が悪いほどでした。

5月31日気象庁火山監視カメラ 硫黄山南 気象庁ホームページから引用


韓国岳登山口近くの小高い場所にカメラが設置されているようです。この画像を見ると複数の個所から噴気が立ち上っているのが判ります。

ドウダンツツジ


ミヤマキリシマ


白花のミヤマキリシマ


ミヤマキリシマは紫色や赤花が多いですが、まれに白い花も見かけます。ここは観光地なので目立つ白花が植えてあるのでしょうか。私はピンク系統の花色が好きです。

エコミュージアムセンター横のオオヤマレンゲ


わずかにつぼみが膨らんでいました。硫黄山北西斜面にはオオヤマレンゲの保護区がありますが、現在は不動池や周辺道路も含めて立入禁止です。

新燃岳斜面のミツバツツジが全滅したように硫黄山周辺のオオヤマレンゲも火山活動が激化すれば危機的な状態です。

松の新芽


周辺案内図


えびの高原から小林市方面への道路は通行止めです。エコミュージアムセンターから東側は立入禁止で硫黄山、不動池方面も行くことができません。

韓国岳へは大浪池を経由して登山が可能です。新燃岳の噴火警戒レベルは1に引き下げられましたが、周辺登山路が消滅しているため立入規制が継続中で新燃岳へ行くことはできません。

この日も18時前に韓国岳から下山してくる人を数名見かけました。硫黄山が大規模噴火をすれば大浪池側への下山は危険、大幡池方面へ避難することになるのでしょう。例年ならミヤマキリシマ観光客でにぎわうえびの高原のホテル売店などには死活問題。これ以上活動が激しくならないことを願うばかりです。
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鹿ケ原ミヤマキリシマが見頃 2017/05/29 (鹿児島)

2017-05-31 16:49:27 | 霧島連山
5月29日(月)、例年より一週間ほど遅れて鹿ケ原に出かけました。
当日の南日本新聞でも報道されていたので訪れる人が多めでした。

いつもながら美しいミヤマキリシマ


今年は矢岳方面までは行かないため、11時20分頃駐車場で早めの昼食後出発。さっそく霧島神宮古宮跡のミヤマキリシマに引き留められ、鹿ケ原到着は12時17分でした。

鹿ケ原に向かう人たち


広い花園を散策する人々 背後は中岳


これまで高千穂河原を訪れる人は高千穂峰登山、中岳方面、駐車場周辺のミヤマキリシマ散策がメインでした。鹿ケ原が知られるようになったのはここ数年です。

駐車場から北東方向へ20分ほど歩きます。勾配がきつくなくシニア層も多く訪れます。花のピークは若干過ぎていましたが、広大な花園は見事でした。

少し色合いの違う花も


鹿の亡き骸


林の中でオス鹿の亡き骸を見かけました。毛は一か所に集まり、骨の一部は周辺に散在していました。鳥ではなく小動物が運んだのでしょう。土へ帰っていく様子は、周囲の花や木に同化しており最初は気づきませんでした。

小さな命たち 命の引継ぎと生存競争が始まる


明るい林のミヤマキリシマ


2011年の新燃岳大噴火により中岳から高千穂峰にかけて大量の火山礫が降り注ぎました。ミヤマキリシマも多大な被害を受けましたが樹勢が回復し、株の大きさがそろっているように思われます。

赤松は特に火山礫による被害が大きく大木も枯死しています。地面への日当たりが良くなりミヤマキリシマの生育には好条件のようです。

青空に筋雲 背後は高千穂峰


お鉢火口の西側斜面を下山する人たち


雲は殆どない日でしたが視界は少し悪いようでした。せっかく持ってきた三脚と望遠ズームを取り出して下山する人たちを写しました。14時20分ころでしたが、登っていく人もいました。足元の悪い登山道に挑む皆さんは健脚で何よりです。

15時前 次第に人が減ってきた


この日は子供の姿もだいぶ見かけました。前日が運動会で学校は休み、おじいちゃんおばあちゃんとミヤマキリシマ散策の家族連れもありました。楽しい思い出になったことでしょう。

枯死した赤松の枝がだいぶ落下しています。危険防止のため根元から伐採されているところもありました。15時を回り地元写真愛好家とカメラ談議に花を咲かせながら駐車場への帰途につきました。
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硫黄山の噴火警戒レベル2に引き上げ 2017/05/10 (鹿児島)

2017-05-10 15:14:06 | 霧島連山
5月9日夜、えびの高原硫黄山の噴火警戒レベルが2に引き上げられました。
硫黄山は鹿児島県と宮崎県にまたがる霧島連山の北西部に位置しています。

気象庁の噴火警報
火山名 霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺) 噴火警報(火口周辺)
平成29年5月9日19時20分 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台

 硫黄山方向が隆起する傾斜変動が繰り返しみられており、硫黄山火口内で噴出物が確認されました。硫黄山から概ね1kmの範囲では、大きな噴石に警戒してください。<噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引上げ>

西側から見た硫黄山(画像左側の山) 撮影 2016/11/02


硫黄山の冬景色 撮影 2005/12/10


火山活動解説資料(気象庁)


硫黄山周辺規制図(宮崎県) 1km以内は立入規制(赤色は登山道)


えびの高原周辺規制図(宮崎県) 


交通規制図(宮崎県) 鹿児島県の林田温泉からえびの高原までは通行可能


これから6月にかけてはミヤマキリシマが咲き誇ります。紅葉シーズンと同様にえびの高原が賑わう季節です。えびの高原のホテル、売店、キャンプ場、駐車場、エコミュージアムセンターなどは硫黄山から1km程度の距離にあります。噴火すれば噴石が落下しそうな近さです。

韓国岳へは大浪池経由で登山可能ですが、硫黄山の噴火活動が強くなれば火山噴出物の飛来による被害が懸念されます。事態急変時に登山者が安全に避難できる保証はないので登山は控えたほうが良いと思います。状態が落ち着くまではえびの高原周辺に近づかない方が無難でしょう。ミヤマキリシマの鑑賞には高千穂河原周辺をお勧めします。

今日は天候が悪く霧がかかってライブカメラ映像では硫黄山の様子はわかりません。周辺の大山レンゲ、ミヤマキリシマなどに被害が出ないことを祈っています。この時期観光への影響は大きいでしょうが、大きな被害なく活動が静まってくれることを願うしかありません。

<追記>
硫黄山の活動についてわかりやすいネット情報がありました。
「高谷研究室ホームページ」地すべり山くずれ研究専門家のページですが、画像も豊富で分かりやすく書かれています。2011年の新燃岳噴火による堆積物調査などについても記事があります。興味のある方は検索してみてください。
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妙見~丸尾 霧島山麓の紅葉が見頃 2016/11/18 (鹿児島)

2016-11-19 14:17:13 | 霧島連山
霧島山麓で紅葉が見頃です。
今年は気温が高い傾向が続き、例年よりも色付きが10日程度遅れていました。
以下の画像は全て11月18日に撮影したものです。

塩浸発電所近くの紅葉


きのこの里 草むらの朝顔と背後は楓


ラムネ温泉バス停の落葉


18日(金)は昼前から雨が降り出し、平日でもあり紅葉見物の人は見かけませんでした。傘をさして歩き回り、何度もカメラを拭きながら撮影しました。日差しが出ると輝く紅葉も、雨の日はまた違った表情を見せてくれます。

塩浸発電所付近では駐車場と散策路が整備され、途中には足湯もあり紅葉見物にはありがたいことです。美しい風景をゆっくり楽しむためにも、管理は大変でしょうがトイレ設置が必要と感じました。

新川下流部にある「きのこの里」は、農産物販売で賑わい紅葉がきれいなところでしたが閉鎖されていました。土手には南方系朝顔が蔓を伸ばし、あちこちで花が咲き不思議な晩秋風景でした。

緑の回廊パーク 轟木の滝公園


落葉と木の子供たち


丸尾方面に進むと左手にトイレと休憩所の回廊パーク公園があります。一部の木は色付き、これからの木もありしばらくは楽しめそうです。落葉の下には実から発芽したのでしょう、小さな木が何本かありました。幸いにも雨は上がりました。

植樹祭記念地 現在はグランドゴルフ場


みやまコンセールの隣接地では昭和59年に全国植樹祭が行われました。左側に昭和天皇お手植えの杉の木が大きく成長しています。式典の撮影スタッフとして参加した懐かしい記憶がよみがえる場所です。

鹿児島での植樹祭が決まったのは昭和55年頃でした。昭和の御代が59年まで続くだろうかと心配したものです。当時の鎌田知事は自治官僚出身ながらも自身を「米つきバッタ」にたとえるほど気さくな人柄で、県民に慕われ農村振興運動などに尽力された方でした。

存分に枝を伸ばした楓


グランドゴルフ場の南側に楓があります。あまり人手を掛けずに自然に管理されているため枝ぶりは大らかです。木が茂り最近では下枝が減ったのは惜しいところです。

山茶花も美しい


山茶花も多く植えられています。美しい花だけでなく、散った花びらが美しい模様を描き訪れる人を和ませてくれます。

名も知らぬ木の実


霧島でよく見かける木です。黄色から赤紫までさまざまに色濃くて目立ちます。よく見るとお茶のような実が付いていました。類似の紅葉をネットで調べるとシラキ(白木)のようです?

ムラサキシキブ


紫色の実がびっしりついていました。道沿いでも注意して見ないと気付かないほどの小さな実です。自生種にしては実の付きが多いようで、木の高さが2mほどありました。

風に揺れる紅葉


再び雨雲が近づき風が出てきました。枝葉の一部だけが揺れて動感が出ることを期待したのですが思うようにいかず、雨が降り出し16時前に撮影を切り上げ帰途につきました。

妙見から丸尾付近までの道路沿いの紅葉は今が見頃です。雨も降りますので見頃は今度の日曜日くらいまでと思われます。
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加久藤盆地に雲海 霧島紅葉は低調 2016/11/12 (鹿児島)

2016-11-12 19:01:36 | 霧島連山
11月12日(土)冷え込んだ朝、加久藤盆地に雲海が広がりました。

魚野から望む北東側 えびの市方面 (以下の画像は全て11月12日撮影)


同じく南東側 湧水町と背後は霧島連山 5時43分


加久藤盆地は鹿児島県湧水町から宮崎県えびの市および小林市 にかけて広がる東西約15km、南北5kmのカルデラ性盆地です。北は矢岳高原、南は霧島山系に囲まれ、春先や晩秋を中心に雲海が出現します。

明るくなった東空 6時16分


4時半頃に魚野に着くと既に15台ほどの車が止まっていました。土曜日でもあり、一昨日の雨、冷え込みと無風で雲海出現を見込んで多くの人が集まったようです。

すぐに撮影地に向かい、多くの人が三脚を並べる列の北端に撮影場所を確保しました。

日の出前


雲海が厚く、田園風景も眼下の道路を走る自動車の光跡も全く見えませんでした。3時過ぎに月が沈み、美しい星たちを回して写すには好都合だったようです。

小島が浮かぶような雲海


海面が少しうねるような雲海で、風が弱いため変化は少ない状態でした。日の出直前は光の変化が美しく、熱心なシャッター音が響いていました。

霧島に朝日が昇る 6時48分


上空に全く雲がなく空が白む単調な夜明けです。惜しいことには視界が悪く少しもやがかかっています。加久藤のアメダス観測値は、11日の最高気温18度、12日朝の最低気温は4度、6時の風速は0.1m、7時は無風でした。

撮影の人たち


撮影者はおよそ20名、これまでに訪れた中では一番多い日でした。一通り雲海を撮影した後に、雲海とカメラマンの姿を写し込む人が多くいました。

磯を洗う波のような雲海


風が弱くて雲海が長く続き、田園地帯が姿を見せたのは8時過ぎでした。見た目にはきれいですが、何枚撮影しても同じような場面なので大半の人たちは7時半頃には引き上げました。

薄い光芒


PM2.5の影響でしょうか、遠景はかすんでいて小林方面の山並みは見えず残念。

朝日が単調に輝き光の変化に乏しく、光芒がしっかり見えることはありませんでした。8時過ぎになっても写真仲間数名と、時間を忘れて昔懐かしい話ができてありがたいことでした。

8時頃にはパラグライダーの用具が多数運び込まれ、東風も少し出てきました。8時半頃には雲海が消え街並みや田んぼが姿を見せました。まだ時間は早く、天気が良いので白鳥神社に向かいました。

白鳥神社 道沿いの大きな紅葉


道沿いにあり目立つ大木です。色付きが進み、来週半ばがピークになりそうです。この木はピーク後の落葉が特に早いように感じます。

白鳥温泉下湯の紅葉


半分ほどが色付いて見頃です。来週末までは楽しめるのではないでしょうか。温泉客が次々に訪れていました。

生駒高原方面側の紅葉


山麓側では見頃になっています。えびの高原に近い方は色がさえないまま枯れて落葉しそうです。

湧水町で雲海撮影。帰りは霧島白鳥からえびの高原、生駒高原方面の紅葉を眺めてきました。えびの高原では硫黄山の有毒ガスが警戒されている中、韓国岳登山者、池巡りのハイキングなど多くの人が訪れていました。不動池横では両側からの路上駐車で通行に気を使いました。

硫黄山周辺は有毒ガスが観測されており、車両の駐停車が禁止されています。徒歩での通行も危険との案内看板が出ていました。多くの人が集まる時期、事故のないことを願っています。

大浪池登山口と周辺道路空地には無理やり多くの車が止めてありました。例年よりも紅葉時期が遅れているため一週間遅れで登山者が集中したようです。

午前3時に自宅を出発し、雲海撮影と紅葉見物で霧島からの帰り道は疲れました。自制しないと車で事故など起こすと大変だと言い聞かせながら慎重に運転することでした。
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霧島・鹿ケ原のミヤマキリシマが見頃 2016/05/19 (鹿児島)

2016-05-20 11:41:17 | 霧島連山
初夏の霧島を彩るミヤマキリシマが見頃です。
19日(木)は高千穂河原に近い鹿ケ原のミヤマキリシマを楽しんできました。

高千穂河原への道沿い


伐採された被害木


今回は霧島神宮前を通り高千穂河原に向かいました。この辺りは数少ないミヤマキリシマが木漏れ日に輝き、訪れる人々を出迎えてくれます。周辺では病害虫防除対策でしょうか、所々で松の木が伐採されていました。

自然環境に配慮した最小限の道幅しかなく、駐車可能な路側帯は殆どありません。車を広い場所に停めて撮影に向かいました。高千穂河原に行くとミヤマキリシマの群生がありますが、道沿いに輝く花には惹きつけられます。

東風が強い日 気象庁ホームページから引用


登山情報 高千穂河原ビジターセンター


風速10mの強い風で帽子が飛ばされそうで、バンダナをかぶりました。天気は晴れ時々くもりで、高千穂峰は殆ど雲に隠れていました。

貸出用の杖


使用代金100円の手軽な杖です。
山歩き専用の杖なので観光目的で訪れた人には手軽で便利でしょう。

高千穂河原は駐車場のすぐ近くに散策路があり、中岳方向に少し登ると広大なミヤマキリシマ群生地があります。健脚の人は高千穂峰登山も楽しめる霧島観光の拠点です。

えびの高原の硫黄山では噴火警戒のため一部地域が立ち入り規制されていますが、韓国岳への登山や周辺の池巡りなどは可能です。

鹿ケ原は高千穂河原駐車場から歩いて20分ほど。
高千穂峰と中岳の中間に位置し、昨年からススキなどの草刈りが行き届き、ミヤマキリシマの新名所として注目されています。

高低差が緩やかでシニア層の散策には手頃な場所です。新燃岳から中岳にかけては現在も立入規制されており、今年は鹿ケ原を訪れる人が増えていました。

ミヤマキリシマのお花畑 9時54分


画面外右手に高千穂峰、左側には中岳があります。画像左奥が矢岳1,132mです。
鹿ケ原は一昨年まではススキが生い茂りミヤマキリシマは遠慮がちに花を咲かせていました。一部には蕾も残っていますが、全体的には今が花盛りです。

一眼レフカメラを持った撮影目的のシニア層も多く見かけました。数人とカメラのこと、花のこと、新燃岳の噴火など話していると時間を忘れるほどでした。

強風で枯れた木の枝が落下しそうで気になりましたが、下山してきた人の話では矢岳では風が弱いとのこと。雨も降らずにすみそうで、何度も休憩しながら中央ルート往復で矢岳まで登りました。

矢岳の山ツツジ 14時02分


ミヤマキリシマと同様にツツジですが、こちらは一般的な山ツツジです。木に付着して根を伸ばし花を咲かせています。本体の木が枯れて枝もだいぶ落ちています。周辺の木も倒れてツツジの生存には厳しい状態です。やがて消滅するかも知れません。

人影のなくなった鹿ケ原 16時28分 背後は中岳


高千穂峰は現れず 16時36分


日差しが西に傾き、普段ならカメラマンが残っているような時間帯です。強い風に吹かれ汗ばんだ体が冷え込んで寒くなり、17時過ぎ鹿ケ原を後にしました。

矢岳方面のツツジは山頂付近も含めて、昨年よりも花が極端に少ない状態でした。三脚とカメラの重い機材を担いで歩きまわり疲れました。元気で山歩きを楽しめたことに感謝し、来年に期待しています。
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硫黄山に火口周辺警報 216/02/28 霧島えびの高原 (宮崎)

2016-02-28 23:08:18 | 霧島連山
2月28日、霧島連山のえびの高原硫黄山に火口周辺警報が出されました。

えびの高原硫黄山 画面左奥 撮影 2015/11/10


最新の情報

火山名 霧島山 火山の状況に関する解説情報 第9号
平成28年2月28日17時00分 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台

**(見出し)**
<火口周辺警報(火口周辺危険)が継続>
 本日(28日)16時までの霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)の活動状況をお知らせします。

**(本 文)**
1.火山活動の状況
 えびの高原(硫黄山)周辺では、本日(28日)に入り火山性地震が増加し、16時までに51回観測しました。火山性微動は、観測されていません。

 本日、気象庁機動調査班(JMA-MOT)が実施した現地調査では、硫黄山の火口周辺で引き続き噴気活動が認められました。赤外熱映像装置による観測では、引き続き熱異常域を確認し、拡大傾向が認められました。
 
 傾斜計等の地殻変動観測データに特段の変化は認められません。

 遠望カメラによる観測では、噴気の状況などに特段の変化は認められません。

 2月24日以降の火山性地震の発生状況は以下の通りです。なお、地震回
数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。

            火山性地震
 24日           3回
 25日           1回
 26日           1回
 27日           3回
 28日16時まで    51回

地震の状況


硫黄山の位置図


詳細な立入規制線


硫黄山では噴火警戒のため周辺道路や韓国岳登山路の一部が通行止めになったことがあります。今回も同様の措置がとられています。

鹿児島から小林方面への道路は通行止めですが、えびの市方面へは通行できます。詳細な警戒範囲は駐車場の半分程度までとなっています。噴火すれば風向きにもよりますが1kmを超えて被害が及びそうです。警戒線には壁も何もありません。危険です。

噴火の危険性が高いとすれば、自治体独自の判断で踏み込んだ対策を取るべきでしょう。えびの高原への道路は広範囲に封鎖したほうが良いと思います。2011年の新燃岳の噴火は誰もが想定しなかったような大きな規模になり被害が発生しました。

木曽の御嶽山での悲劇を繰り返してはなりません。霧氷シーズンが終わり、ミヤマキリシマなどの季節までは観光面では閑散期です。人々の生活に直接関わる行政現場の苦悩は深いと思いますが、ここは決断してほしいものです。
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霧島連山は活火山 新燃岳の噴火から5年 2016/01/26 (鹿児島)

2016-01-25 17:00:02 | 霧島連山
霧島の新燃岳の噴火から5年目となりました。
今も新燃岳周辺は立入規制が続き、えびの高原の硫黄山では噴火活動が心配されています。

地元紙 南日本新聞 2016/01/24 霧島連山の現状を知らせる紙面


新燃岳噴火から5年目の区切りとして、私の「花浄土」ホームページに掲載した当時の撮影記をこのブログにも掲載します。噴火活動の予測などは当時の状況を記録したものであり、あくまでも個人的な見解・記録であることをご理解ください。(一部加筆修正し、画像を追加しました。)


新燃岳の噴火撮影記   2011/02/15
2011年1月26日、霧島連山の中心部に位置する新燃岳の活動が激しくなり、風下の宮崎県都城市や高原町を中心に大量の火山礫や、軽石、火山灰などを降らせました。あれから3週間が過ぎ、季節は春へ向かおうとしています。これまでの体験をもとに噴火活動を振り返り、今後のことなどを考えてみました。以下の記録は個人的なメモであることをご了解ください。

1 突然の大規模噴火
新燃岳ではごく弱い噴火活動が断続的に続き、火口周辺1km以内への立入規制もあり、韓国岳から高千穂河原、高千穂峰に通じる縦走路がしばしば遮断されました。
最近では2010年5月6日に噴火警戒レベルが2に引き上げられ火口周辺規制が継続していました。
それにしても、これほどの大規模噴火を誰が想像したでしょうか。

気象庁が警戒レベルを2から3へ引き上げたのは激しい噴火が始まってから3時間後の18時。
17時前には鹿児島市街地からも高く噴き上がる煙が見え、高速道路の高原~都城は大量の火山灰が降り通行止め、それなのにテレビでは警戒レベルは2のままと言う報道が続き実に不思議でした。
一番ショックを受けたのは気象庁でしょう。

鹿児島市緑ヶ丘町から見えた噴煙 1月26日17時31分 新燃岳から直線で60kmほど


2 霧島へ急ぐ
噴煙は止まることなく上がり続け、気象庁は2500mと発表していますが実際には7500mの高さに達したようです。今回は激しい活動が夕方から翌朝にかけて続いたこともあり、何が起きているのか観測も報道も追いつけなかったように思われます。
霧島の火山活動がこれほど激しくなるのは近年にないことです。入浴、夕食を済ませ撮影機材を確認してコンビニで弁当を買い込み鹿児島市の自宅を19時50分に出発。徹夜を想定し気持ちを落ち着かせながら準備したのですが、翌日帰宅してみるとPCも炬燵も電源を切り忘れ! やはり焦っていたんですね。(笑)

はやる気持ちを押さえながら高速道路を北に走るものの、霧島の方角に火山噴火は見えません。溝辺空港付近からは確かに霧島連山が見えるはずですが・・・。みやまコンセール近くの道路右手には噴火見物でしょうか車が10台ほど駐車していました。

霧島トレッキングマップ 霧島市ホームページから引用 (新燃岳は立入規制が継続中)


3 新湯展望台
えびの方面に通じる道が高千穂河原方面へ分岐する新湯交差点は道路沿いの残雪がカチカチに凍っていました。時刻は21時、大量の降灰のため高千穂河原への道はここで封鎖されています。この時はまだ新湯温泉は営業していたようです。撮影機材を担いで新湯温泉手前の展望台(上の地図では新湯登山口と表示されています。)に向かいます。暗闇に黒々とした新燃岳が見えてきました。

やはり噴石は出ていませんが山鳴りは続いています。新燃岳までは約3km、凶暴に変わり果てた山の姿に愕然としました。中腹に点々と溶岩のような赤いものが見えます。右下の川沿いにある水汲場の先にも何か明かりが見えます。道路工事の標識だろうかと思ったのですが望遠レンズで確認すると山火事のようです。

山麓に赤く見えるのは山火事 右側が中岳方向


ゾッとしました。距離にして500m程度でしょうか、夜なので近くに見えるだけかも知れません。自分が居るここにも噴石が飛んでくるのではないかと怖くなりました。山腹に見えていた赤いものは噴石による山火事でした。ここは道路下から硫黄の噴気が常に出ていて長時間滞在は危険です。道から離れた山沿いの斜面に撮影ポイントを定めました。足下には残雪が固まり、強い北西の風が吹いて気温はマイナス3度。噴火見物の人が時々やって来て、近くで撮影する人の声も聞こえました。

4 最初はほどほどの噴火
22時頃から再び噴火が始まり、強い北西の風に飛ばされて噴石が南東斜面に降り注ぎました。噴煙も量が多くて噴石を隠す勢いでした。新湯展望台からは画面右奥方向に噴石が飛ぶため画像では狭くしか写りません。桜島の噴火と違って断続的に小さな噴石が大量に降り注ぐため、露光時間30秒では斜面が真っ赤に染まり単調な画像になりました。風の影響がなければ火口から飛散する噴石が噴水のように写ったことでしょう。風向きが変わらず小さな噴石が一杯飛ぶだけで、類似画像だらけで23時半頃に噴火は鎮まりました。

強風に流され南東側の中岳方向へ飛散する噴石


風は依然として強くて寒さに震えました。寒いはずです、桜島撮影で着用するヒートテック下着を上下とも着け忘れ。上半身は夏と同じ半袖下着で、ズボン下も着けていませんでした。それほど撮影に熱中していたようです。自分でも滑稽です。(笑)
これ以上撮影を続けても無駄なような気がしましたが、生涯に滅多に訪れない機会です。寒い中ですが撮影準備は万端、もう少し粘ろうと自分を奮い立たせて待ち続けました。

5 大規模噴火
24時頃から再び噴火が始まりました。今度は勢いが強いようです。噴石が大きくなっているように見えますが風向きは変わらず北西のまま。中岳の方まで噴石が飛ぶのが見えます。これも似たような画像のオンパレードですが、貴重な記録になると考えズーム、縦横構図、露光時間、感度、絞りを変えて撮影を続けました。

2時過ぎからは一段と噴火の勢いが激しくなり火口上空に火柱が噴き上げて南東側だけでなく火口の西側にも噴石が飛び始めました。地鳴りや空気振動が続き、噴石が飛んでくるかもという恐怖心もありましたが、一定の激しさで噴火が続き風向きも北西のままでしたから撮影を続けました。

新燃岳火口の西側に飛散する噴石


ついには激しい噴火に圧倒されてどのように活動を記録すればよいかも判らないようになり、いつまで噴火が続くのかマグマは無尽蔵なのかと考えながら呆然と山を見上げて撮影を続けました。噴火活動はさらに激しさを増して、火山雷も光り始めました。
噴煙の量が多いため広い範囲に火山雷が発生しました。30秒程度の露光時間では画面が赤くつぶれるため5秒程度で何カットも撮影を続け、広角レンズも利用して広範囲の火山雷を写し込みました。
月齢22下弦の月が南天にあり、不気味な濃い噴煙を照らし火山雷、噴石が闇を切り裂く異様な光景でした。

南東側に発生した火山雷


6 撮影終了
カメラはニコンD700とD200を持参しましたが山の斜面で足場が悪く、三脚1台にD700主体となりました。
噴火がいつまでも続くのでもう一台のカメラをセットする余裕もなく、結果的に電池消耗の激しいD200を使用しなかったのは正解でした。さすがの激しい噴火も4時40分頃には終息しました。夜明けが始まる中で5時半まで待機しましたが噴火はなく、帰途につきました。道路上には三脚をセットしたカメラマンが3人と見物人数名を見かけました。帰宅後画像をPCに取り込み、3点を地元テレビ局画像ギャラリーに投稿しました。

当時の天気図 気象庁ホームページ「日々の天気図」から引用


7 ネットで見る当日の撮影状況
1月26日朝方からの噴火活動をチェックしていた人や、夕方にいち早く撮影に駆けつけた人々の画像や動画が新聞やyoutubeに出ていました。
鹿児島・宮崎の各地から高く上がる噴煙の様子が記録されています。えびの高原からは韓国岳の背後に大きな噴煙が立ち上る様子が環境省のライブカメラ画像に残っています。

霧島連山を熟知し夜間に韓国岳から撮影した人も多かったようです。あの強い風と寒さの中で大変だったと思います。普段では新湯展望台が最も一般的な撮影位置ですが、後日大浪池から撮影した人もあるようです。風向きは北西でしたが、新燃岳の南側や高千穂牧場付近など、かねて知ったポイントから撮影した人も多いことでしょう。

8 立入規制の拡大
2月1日朝方の大きな爆発では霧島市側で、空気振動によるホテルの窓ガラス破損などの被害が発生しました。また、新湯展望台を越えて噴石が飛散し、山火事が発生しました。警戒していた警察官が雪の固まりで小さな火事を消す様子や、大きな噴石による2mほどのクレーター、周囲の立木がなぎ倒され燃える生々しい映像などが報道されました。

近くに噴石が飛んできて命からがらと言うカメラマンの話も南日本新聞に出ていました。
最初は火口から2km以内が立入規制されていましたが、これが3km程度になり、ついには4kmまで規制されています。これに従って大浪池だけでなく韓国岳も登山禁止となりました。2月15日時点では林田温泉~えびの、新湯~高千穂河原、霧島神宮~高千穂河原の通行止が継続中です。

霧島高原国民休養地から撮影 2011/02/01


9 今後の噴火活動予測
1月26日から27日にかけての大規模な噴火を第一段階とすれば、現在は時々爆発的な噴火を繰り返す第二段階に入っています。1月末に火口内に溶岩ドームがせり上がり雲仙普賢岳の悪夢が頭をよぎりましたが、溶岩は火口内に止まり温度もさめてきて平坦になっています。

このままマグマの供給が止まれば、溶岩は冷却収縮して活動は収束すると思われます。ただし、現在は火口内に溜まった溶岩が鍋に蓋を被せたような形になっています。しばらくは火山ガスが充満して蓋の隙間から爆発を繰り返す状態が続くと予測されています。

新燃岳 斜面の立木は全て焼失しています 撮影 2015/11/10


火口縁の突起が通称「うさぎの耳」です。右の突起は3~4階建ビルに相当する高さです。望遠レンズで見ると斜面には自動車ほどの大きい噴石もあります。

10 立入規制の解除見通し
今回の新燃岳噴火は享保年間の噴火活動と酷似していると言われています。
静まった頃に大噴火を起こすのではないかと恐れられていますが、地震計、傾斜計、航空観測や衛星監視などの態勢が整いつつありますので何らかの予兆はキャッチできると思われます。
霧島連山を愛するカメラマンとしては一日も早い活動の収束と、緑と花の復活を待ち望んでいますが火山活動は長期化が予測されており、当分は規制解除の見通しは立たない状態です。

以上は「新燃岳の噴火撮影記 2011/02/15」でした。

えびの高原 背景左奥が硫黄山 撮影 2015/11/10


霧島連山の中で噴火活動が懸念されているのが、えびの高原の硫黄山です。これまでも地震が発生し、噴気と地温上昇が確認され、気象台は安易に噴気地帯に近づかないよう注意を呼びかけています。

観光地えびの高原のすぐ隣で多くの登山者や観光客の訪れる場所です。生駒高原方面へ通じる道路沿いであり噴火すれば大きな影響があります。なお、今のところ韓国岳登山や不動池観光などは規制されていません。
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霧島の紅葉 冬の気配に硫黄山変化なし 2015/11/10 (鹿児島)

2015-11-12 17:29:28 | 霧島連山
硫黄山は霧島の観光スポットえびの高原東部に位置します。韓国岳登山路、不動池に隣接し県道沿いにあるため火山活動に注意が呼びかけられています。

穏やかな硫黄山


昨年は紅葉シーズンに硫黄山周辺が立入禁止となり、県道の通行止区間もあり観光に大きな影響が出ました。今年も時期を同じくして火山性地震や微動が発生し、ごく小規模の噴火が心配されています。

十数年前は硫黄山だけでなく道路沿いにも少量ながら水蒸気が吹き出し、硫黄臭を感じました。林田温泉近くにある噴気地帯こそ今にも噴火しそうな勢いですが、それほど心配されていません。

木曽御嶽山の火山災害があまりにも衝撃的で「あつものに懲りてなますを吹く」ような社会情勢です。極度に災害を恐れると霧島観光は全く成り立ちません。防災意識を常に持つことは大切ですが、気にし過ぎては火山地帯である霧島連山を楽しめません。

えびの高原から生駒高原側 道沿いの紅葉












生駒高原側に降りて行くと数カ所で橋梁工事中でした。こちらも白鳥方面と同様に大半の紅葉が終わっていました。一部残っているところも色合いが冴えずに残念でした。

冬の気配を感じる韓国岳山麓


新湯から見た新燃岳


新湯 道路近くの噴気地帯


午後の日差しが新燃岳斜面を照らし、噴火で焼けた樹林帯がはっきり見えていました。新湯温泉への道沿いには相変わらず噴気が出ています。風向きのせいか普段よりも匂いがきつくて、5分もせずに頭痛がして数時間悩まされました。

14時44分 丸尾の滝


ちょうど日差しが当たる時間帯でわずかに虹が出ていました。車の流れはバイパス側がメインになり、この付近は交通の安全性が向上しています。周辺斜面の防災工事が進んでいました。

みやまコンセール近くの紅葉


色づいた木は少ないものの、枝折れなど台風被害は少ないようでした。

山茶花が見頃




今年は8月下旬に台風15合が鹿児島県西岸を北上し薩摩半島を中心に大きな被害が出ました。霧島でも少なからず影響受けたようです。葉が散り、枝が折れるなどして紅葉が冴えなかったのでしょう。例年11月中旬が見頃の塩浸温泉付近の紅葉が終わっていたのは残念です。

霧島神宮方面には行かなかったので様子はわかりませんが、丸尾温泉街までの並木は色づいて綺麗でした。山麓を巡れば、もうしばらく残りの紅葉が楽しめそうです。
コメント (2)
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花浄土/鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。