花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
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警戒レベル3 新燃岳が噴火 2017/10/11 (鹿児島)

2017-10-11 17:04:58 | 霧島連山
10月11日午前5時34分、霧島連山の新燃岳が噴火しました。
噴火は15時以降も継続しており、噴煙の高さは火口上300mです。2011年1月の大噴火に比べると小規模の噴火ですが、風下の宮崎県側に火山灰が降り続いています。

鹿児島県のライブカメラ 10月11日16時前の噴火状況


霧島山火山監視映像から引用しました。
1分間隔で映像が更新されています。

ライブカメラ設置位置図


大浪池火口湖南側の登山路脇に設置されています。噴煙を上げているのは火口内東側のようです。昭和34年に噴火した西側斜面からは噴煙は出ていません。

気象庁が15時に発表した火山観測報

火  山:霧島山(新燃岳)
日  時:2017年10月11日15時00分(110600UTC) 第1報
現  象:連続噴火継続
有色噴煙:火口上300m(海抜5700FT)
白色噴煙:
流  向:東
---
噴火開始以降の最高噴煙高度:火口上300m(海抜5700FT)
11日05時34分に発生した噴火が現在も継続
今後も噴火が継続する場合は定期的に通報する
噴煙量:少量

霧島連山の登山規制状況 宮崎県ホームページから引用


霧島連山は鹿児島と宮崎両県にまたがる火山地帯です。今日噴火した新燃岳は大浪池の東側に位置しています。えびの高原の県道横には硫黄山、鹿児島県側の高千穂河原の東には高千穂峰の御鉢火口があります。

2011年1月の大噴火では風下の宮崎県側に大量の降灰があり、宮崎自動車道などが通行止めとなりました。今回も同様の大きな噴火が発生するのか見通しは不明なようです。

2011年には大きな噴石が新湯温泉西側の県道沿いに落下、今も大きな窪地が残っています。爆発に伴う空気振動で鹿児島県側のホテルでも多くの窓ガラスが破損しました。風向きを考慮して危険な場所には近づかない方が無難です。

西側斜面が爆発すると大浪池は危険だと思います。鹿児島県側から新燃岳を見るのはミヤマコンセール付近、高千穂牧場付近が無難だと思います。


新湯から見た新燃岳


2011年噴火の大浪池ライブ映像


2011年噴火 風下に降る火山礫


鹿児島大学の井村先生のツイッターでは専門的な情報などがあります。興味のある方は「twitter tigers 1964」で検索してみてください。

2014年1月の新燃岳ブログはこちらからご覧ください。

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