龍の尾亭<survivalではなくlive>版

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福島から発信するということ(23)

2011年07月31日 21時58分29秒 | 大震災の中で
セシウムは尿管上皮=膀胱の前ガン症状をもたらす、という指摘は特に重要。
「補償問題と線引の問題と、子どもの問題は、ただちに分けて下さい」
という主張も極めて大切。
児玉龍彦氏のYouTube動画です。
http://www.youtube.com/watch?v=DcDs4woeplI
上の動画を文字起こしをしたサイトはこちら。
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65754131.html
児玉氏は東京大学先端科学技術センター教授<東大アイソトープ総合センター長。
彼が7月27日衆議院厚生労働委員会「放射線の健康への影響」参考人説明で発言した画像です。

これを福島県内の人は直ちに見るべきだと思います。
見て、考えて、一人一人の選択をしましょう。
その上で、その選択を最大限行政として保障できるよう、国と自治体に要求していきましょう。
上を見ていただければ分かりますが、児玉龍彦氏の主張は、数値や基準の話ではなく、私達最大の被曝差異者である福島県民が、自ら何を求めて行動すべきか、についての大事なフックが無数に入っています。

無論、直接的には国と自治体が今すぐ取り組むべき施策・立法について発言ですが、それは私達市民が何を考えどう行動していくか、を鋭く提案しているものでもあります。

ぜひ見てください。
何をすればいいのか?どこまでなら安全か?
という「安心」を安易に求める言説が、いかに私達自身をさらなる矛盾に陥れているか、が分かってきます。
少なくても私はそう感じています。
安心なわけはない。
ではどうするか?全員逃げればいいってもんじゃない。
「どうすればいいのか?」なんて答えはないんですよね。
深刻な状況を深刻だと認識しつつ、「どうしたいのか」「どうするか」「今なにができるのか」を考えて、一歩直ちに踏み出し、粘り強くその方向に歩み続けていくことが不可欠なのでしょう。

除染を徹底的にやり続けること。選択的避難を全面支援すること。
国内の技術を総動員して、線量低下のプロジェクトを始動すること。
子ども達を被曝から守ること。
以上のことを可能にする法律を直ちに立法し、施策を実施すること。
力を尽くして力説する児玉氏の姿勢に強く共感しました。

特に、セシウムは尿管上皮に影響を与えて、膀胱ガンもしくは前ガン症状を明確に引き起こす、という指摘は、長年アイソトープ治療に携わった専門家の知見として、重みがあると感じました。

ホールボディーカウンターなんて意味がないという主張。
線量測定は高機能な技術・機材ができているのに、現行法律は高線量の狭い範囲における少量被曝を前提としていて、低線量広域長期被曝に全く対応していないから、放射能汚染された検体を移動して測定することすら「違法状態」だという指摘。
も「うはっ、」という感じ。
主張のクリアさに、目から鱗でした。
全て反論可能な明確さで主張しているところがクリアで、信頼性が高いのです。
ただの素人の印象ではなく、ね。

とにかくぜひ一人でも多くの人に見てほしい。
YouTubeで一部削除されたのはなぜか、気になるところです。
でも、上記のところはまだ見られるはず。


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