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歳(終末期後期高齢者)のジジイの53

回の旅行103ヶ国を100倍楽しんだ話 付録で時々エンディングノート

「伊藤氏寄稿文」編4 エチオピアコーヒー1

2007年08月11日 08時49分41秒 | 伊藤氏寄稿文

 ユーラシア旅行社の現役添乗員である伊藤さんは繁忙期でとんぼ返りの忙しい中以下のようなレポートを送っていただきました。写真はコーヒーでくつろぐエチオピアの人たちです。

 この間エチオピアに行ったときにガイドのエンダルクから聞いた話をふと思い出したのでここにメモしておこうと思う。

 エチオピアは、いわずと知れたコーヒーの原産地で数品目しかない輸出品目のうち一番重要なものがコーヒー。 コーヒーは、ほんと旨かったね。 アディスアベバの有名なコーヒー屋さんにはアメリカンロースト、フレンチロースト、バーロースト、なぜかノルウェイアンローストってのもあった。そのうち一番の売れ筋はアメリカンローストらしい。 現在アメリカ発のコーヒーチェーンで一番知名度があるのはス○ーバッ○スコーヒーだと思う。このス○バがエチオピアでオーガニックコーヒー農園を経営している。 もともとおいしいコーヒーを最新式の管理方式で栽培するためすごくいいコーヒーができていて出荷額はうなぎのぼり。 ここまで書くといいことずくめなんだけどね、、。 しかしエチオピア人はス○バの成功にはあんまりハッピーじゃないみたい、、かなりビミョーな心境らしい。 なぜかというとアメリカを始めとする国々でエチオピアのコーヒーがけっこういい値段で売られているのにエチオピア人のコーヒー農園の農夫がえる賃金はひくいまんま、、、。成功の果実はみんなス○ バの本部が持っていってしまってエチオピアにはまったく残らないと。 でもいくらいいコーヒーでもちゃんとマーケティングして、おしゃれに包装して、スムーズな輸送チャンネルに乗っけて、プロモーションして、はじめてビジネスになるわけだしこれがアメリカ人のいう知的財産でエチオピアコーヒーの成功がこの知的財産に負っている部分は大きいのだというのがス○バの主張。最後にはエチオピア政府とス○バが話し合ってオーガニックコーヒーの農園で働く農夫の賃金を引き上げることで合意したと。

 そういえばなんかの雑誌か新聞に載っていたけどコーヒーは貧しい人々が栽培し豊かな国々の人々が消費する農産物の典型的な例とか。


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