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[松本空港]気圧データ違いで着陸やり直す

2010-03-08 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
2月12日、松本空港に着陸侵入中の旅客機が実際より高い高度を飛行している事に気付き、着陸をやり直していた事がわかりました。このトラブルによるけが人はでておりません。

ダイハードという映画を覚えておられますか?
空港の着陸システムを占拠し、実際より低高度を指示し旅客機を落としてしまう内容でした。
今回はたまたま実高度より高いデータを飛行機に伝えていますが、逆だった場合、しかも視界が悪く、計器飛行で高度を下げていたら・・・(実際はあり得ませんが)
高度660メートルで既に着地ですから、大惨事になっていた可能性もあります。
手動でデータを入力したから誤った!
たまたま大惨事にならなかっただけで、危機意識があまりにも低すぎるように伝わります。手動時のダブルチェックマニュアルの整備と実施を徹底し、絶対の再発防止に努めて頂きたい。


松本空港、データ誤入力で着陸やり直す 3月8日12時39分配信 TBS

 気象庁によりますと先月12日、松本空港に着陸しようとした日本エアコミューターの旅客機が、滑走路の数キロ手前で適正な高度より高い位置にいることに気付き着陸をやり直しました。乗客乗員にけがはありませんでした。
 高度を計算するために必要な気圧データが間違っていたことが原因で、空港内にある気象台が本来送るべきだった地上付近のデータではなく、標高660メートル付近のデータを送信していたということです。
 気象庁では「滑走路の凍結により手動でデータ入力を行ったことから誤ったデータを送信してしまった。再発防止を徹底したい」としています。(08日11:18)