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[航空機炎上]成田空港で着陸失敗!

2009-03-23 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
3月23日午前6時48分頃、成田国際空港で貨物機が着陸に失敗し、炎上しました。この事故の影響で、成田国際空港のA滑走路は現在も閉鎖中です。
成田空港の詳しい情報はここから!

操縦していた機長と副操縦士は残念ながら死亡しました。
事故当時、台風並の強風が吹いていたとの情報ですが、着陸時どのように風が影響したかなど、現在では不明。

完全な私感ですが、34LにILS侵入していた際、猛烈な突風(ウインドシア)が発生し、一時的に機が上昇。その後一気に水平方向に下降し滑走路にバウンドし炎上か?
当局の事故原因の特定が急がれるところです。

動画リンク


米貨物機炎上乗員2人死亡「ものすごい衝撃風圧」 
 23日午前6時50分ごろ、アメリカの航空貨物機が強風にあおられて着陸に失敗し、炎上しました。機長と副機長の乗員2人が救出されたものの死亡しています。

 事故は午前6時48分に起きました。中国広州発成田行きの貨物機「フェデラルエクスプレス80便」がA滑走路に降り、バウンドをしながら横転し、火だらけの状態で止まりました。
 目撃した人:「かなり風が強かった。下手な台風よりも大きいくらい」「ガラスを背にしていたが、ものすごいドーンという風、衝撃。もう1回ドーンと、2回あった。外を見たら真っ黒な煙がもうもうと上がっていた」「1回バウンドして、2回目バウンドしてすぐに左側に仰向けになった。すぐ火が出ました」
 現場には消防や救急車が約50台出動し、火は約2時間後に消し止められました。アメリカ人の操縦士、ケビン・カイリー・モスレイさん(54)と副操縦士のアンソニー・ステファン・ピノさん(49)2人はすぐに助け出されましたが、搬送先の病院でまもなく死亡が確認されました。事故直前の写真では、車輪なども出ていて異常はないように見えます。写真を撮った人も「風の影響を受けている様子もなく、通常通りの着陸態勢だった」と話しています。事故が起きた時間帯には、台風並みの最大瞬間風速20メートルが記録されていました。A滑走路は現在も閉鎖中です。そのため、旅客機などにキャンセルなどの影響が出ています。空港では立ち往生する客などで混乱しています。




JAL現役機長「強風だが決して特殊な状況と思えず」
 成田空港でアメリカの航空貨物機が着陸に失敗して炎上した事故について、日本航空の現役パイロット・山崎利武さんに話を伺いました。

 日本航空の現役パイロット・山崎利武さん:「(Q.今回の事故は強風が原因とみられていますが、事故機が着陸した際はどういう気象状況だったのでしょうか)予報、現況では、ほぼ正面の風。若干強めの26ノット、秒速は13メートル、時々、約20メートルほどの強風というふうに聞いております」「(Q.着陸する際に気をつけなければならないことが多い状況なのでしょうか)そうですね、『風の息』というものがありますので、そういうものについて、気をつけて操縦していくことになると思います」「(Q.それほど特異な着陸ではなかった)風は若干強めではありますが、それほど特異な状況ではないと思います」「(Q.このような風のなかで着陸した経験はありますか)現役のパイロットであれば、ほとんどすべての方が経験している程度の風」「(Q.危険な思いをしたことは)それほどありません」「(Q.今回はなぜ横転する形になったと考えていますか)非常に難しいですが、着陸の時にバウンドしているみたいなので、たぶん、その時点で接地速度が若干速かったのかなというぐらいですかね、分かるのは」