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[旅客機墜落]ナイジェリアADC機離陸直後に!

2006-10-31 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
 また旅客機が墜落してしまった。
今回はナイジェリアでも歴史のあるADC航空機。墜落した機材は「ボーイング737型機」。ただし、日本国内で運用されている最新型機ではなく、旧タイプのB737-200型機と思われる。
 ナイジェリアでは、2005年以降2回の墜落事故が起きており、220名以上が犠牲となっている。今回の犠牲者98名を加えると何と300名以上の方が2年以内の航空機事故により犠牲となられた。
 当局の発表によると、悪天候で風雨が強かったのが原因のように伝えて来ているが、実際はどうなのだろう?離着陸に関して、制限が設けられている事から、許容範囲内の風雨だったと考えるのが妥当。ではなぜ・・・?
 機材の老朽化によるものなのか、操縦技術のものなのか現時点では不明だが、原因の究明を早期に取組み、次の犠牲者がでないよう、徹底し取り組んで頂きたい。
犠牲となられました方々のたましいが救われますように・・・

(毎日新聞) - 10月30日12時13分更新
 【キンシャサ白戸圭一】ナイジェリアで29日起きたADC航空機の墜落事故で、98人が死亡、6人が救出されたとAP通信が伝えた。乗員乗客は114人ではなく104人だった。
 旅客機は激しい風雨の中を離陸しており、オバサンジョ大統領は原因究明を約束した。同機に搭乗していた同国のイスラム教最高指導者も亡くなった。

(Goo new) - 2006年10月29日(日)22:07
 【ルブンバシ(コンゴ民主共和国)=角谷志保美】ナイジェリアからの報道によると、同国の民間航空会社ADC航空の国内線旅客機が29日、首都アブジャの空港を離陸直後に墜落、炎上した。
 ロイター通信は同国航空当局者の話として、旅客機には乗客114人が搭乗していたと伝えた。同通信によると、5人の生存が確認されたという。在ナイジェリア日本大使館は、乗客の中に日本人が含まれているかどうかの確認を急いでいる。
 同機は、同国北部の都市ソコトに向かっていた。
 ADC航空は1996年11月にも国内線旅客機が墜落し、乗客乗員143人が死亡している。

(毎日新聞) - 10月30日0時40分更新
 【キンシャサ白戸圭一】ナイジェリアからの報道によると、首都アブジャの空港近くで29日、同国のADC航空のボーイング737型旅客機が墜落した。ロイター通信によると乗客114人が乗っており、乗員の数は不明。6人の生存者がいるという情報があり、警察当局は捜索活動を続けている。在アブジャの日本大使館によると、29日午後3時半(日本時間同日午後11時半)現在、日本人が搭乗していたという情報はない。
 ロイター通信が政府当局者の話として伝えたところでは、旅客機はアブジャから北部の都市ソコトへ向けて離陸した直後に墜落したという。
 ナイジェリアでは05年10月、最大都市ラゴスで同国のベルビュー航空の旅客機が墜落。同年12月にも産油地帯の都市ポートハーコートでソソリソ航空機が墜落し、2件の事故で計220人以上が死亡した。オバサンジョ大統領は国内の航空会社に運航停止命令を出し、安全管理を徹底させる措置を取った。
 ADC航空の旅客機は96年にもナイジェリアで墜落、乗員乗客140人以上が死亡している。

<参考情報>
☆ADC航空(ADK)
 84年設立、91年運行開始のナイジェリアでは歴史のあるエアライン。旧称 Aviation Development Company。以前は西海岸ローカルの国際線、ラゴス-モンロビア-コナクリ-バンジュール便も飛ばし、シエラ・レオーネへのPKO兵員輸送にも貢献するなど、謎のエアライン。かつてはB727やDC-9を飛ばしていたが、最後はB737-200。昔の書類では結構名前を見かけるが、96年11月にラゴス空港近くのイモタでB727-231(5N-BBG)が墜落事故を起こし(乗員乗客143人全員死亡)てから乗客が激減、"空いてるから好き"という同僚もいたが、とうとう見かけなくなった(01JAN)。休止直前に落花生。が昨年乗ろうとしたときには、ADCで買ったのに、共同運航(?)なのか、客が少ないので他所に全部乗せたのか(他の多くの人はEASのチケットを持っていた)、EASの機体だった。
 02年5月になって運行を再開。機体はビルボード塗装になったB737-200で、運行路線はラゴス=南東部のPHC及びカラバール(クロスリバー州)。5月よりアブジャ便も再開、但し運行は不安定な模様。EAS運行停止の後を受け、ラゴス=ジョス線も開始。


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