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管制官が着陸許可出し忘れゴーアラウンド

2005-11-03 | 事故・事件・トラブル
(共同通信) - 11月2日22時7分更新
 2日午前10時40分ごろ、羽田発大阪行き日航1509便ボーイング777(乗客乗員計310人)が大阪空港に着陸しようとした際、管制官(49)が着陸許可を出し忘れたため、滑走路直前から再度上昇して着陸をやり直した。
 管制官は「許可を出したと思い込んでいた」と話しているという。国土交通省は「他機への影響はなく、安全上の問題はなかった」としているが、管制官を口頭で注意し、管制業務から外した。
 日航によると、同機は10時38分、高度約450メートルで管制官から進入継続指示を受け、下降を続けた。通常は着陸の約1分前に着陸許可が出るが、前に着陸した飛行機が滑走路を離れても出なかった。

<コメント>
当時、この管制官は同時に7機とコンタクトしていたようですが、「忙しくて出し忘れた!」なんて事は通用しない。カンに頼って管制している事が良くわかる事件だと思う。
大阪空港は磁方位32に伸びる滑走路を2本持っており、当該機以外は出発申請などのコンタクトを行っていたと思われる。管制の最重要は、「まず安全に降ろす」事。そんな基本の基本が「多忙」のため吹っ飛んでしまっている。
管制のトラブルがあるたびに、「なぜ外国のように民間委託が出来ないのか?」不思議に思うのは私だけだろうか。

※写真は羽田管制で大阪管制のものではありません