子どもの頃、ドラゴンボールが好きでした。
未来からトランクスがやってきて【三年後の5月12日に、人造人間が来る】と伝えて未来に戻ります。
5月12日は僕の誕生日だったから、はじめはなんか嬉しかったけど、周りの友達が5月12日は【悪い日】みたいな雰囲気になって、僕の一番嬉しい日が絶望の日みたいに言われるのが悲しかった。
まぁ、そんなのは今となっては全く大したことないんだけど同じことって必ず起きています。
9月11日もそう。
3月11日もそう。
誰かにとって一番嬉しい日だったはずの日が、テロとか報復の日、災害の日とか言われるのはなんか悲しい。
できれば平和を考える日であるとか、当たり前の一日に感謝する日でありますように。
震災後にケーキを配り歩いたのは、毎日が誰かの誕生日だという確信と、僕の遠い記憶を自分自身の「頑張り」でキレイなもので塗りつぶしたかったから。
毎日毎日が、そんな日の連続なのだろうと思います。
どんな日でも、感謝という忘れがちな透明な色で塗り潰してあげたい。