エチュードの頃

思いつきを書きとめておくために。

ダイシン百貨店、リニューアル後

2005-01-23 | 大田区

内外無線のことがあったのと、また、ダイシンへは改装直前に行ったきりになっていたこともあって、今回久しぶりに大森に出掛けてみました。
(まあそれだけが目的ではなかったのですが、しかしそのためにはるばる高速乗ってくるなんて、我ながら馬鹿だよなぁ)

ことダイシンに関しては、まちBBSのダイシンスレで「改装後、いろんな意味でダイシンらしさが失われた」という趣旨の書き込みが結構あって、ちょっと気になっていたのです。



着いたのは22日の夕方。

…うむ、外観はさほど変わってないな…
最初、少し手前にあるブック館が目立っていて「おお、変わった?!」と勘違いしましたが本館はご覧の通り。

入口自体のレイアウトは変わらず。
(まぁそう変えられるものでもないか…)
そして何より、入口前歩道の自転車群は相変わらず。

中に入ってみると、とにかく驚くのが1階の大変な混雑ぶり。
改装よりも何よりも、まずそれに驚きました。
「年に一度の決算セール!」中のようで、余計に混んでいたようです。


で、改装の様子は?…たぶんいろいろと変わっているのでしょうが、しかし根本的な建物の構造が変わったわけではないので、トータルで受ける印象はまるで変わらない。
噂のタンデムレジは、改装、というよりもその混雑への苦肉の策、といった趣き。


人の波をやり過ごして、エスカレータまでたどり着くのに一苦労。
そして2階、3階、4階…と上ってみましたが、ウーンやっぱり変わってないなぁ。
もちろん売り場のレイアウトは大きく変わりましたが、醸し出る雰囲気はどこからどう見てもダイシン。
うぅ良かった!(嬉し涙


5階はエスカレータを降り立つといきなりおもちゃコーナーになっていて、その奥にはゲームコーナーと、まさに子供の衝動を誘うレイアウトに変身。(笑
そして残り半分を家電売り場としたのはなかなか大胆ですね。
そういえば他の階も同様の手法によるものか、前に比べるとどことなくスッキリ感が出てました。


気になる6階は幸いにも手付かずのよう(笑
昭和ノスタルジー度抜群の食堂で、子供とカツ丼を食べました。
冷水用コップの透明度がぐんと上がっていて、これは明らかにリニューアルされたようです…

前回来た時に気になっていた「ダイシンメール」ですが、面白そうなので空メール送って入会してしまいました。
自分にとっては全国どこでもリアルタイムで「ダイシンの」お買い得情報、ていうのが、とても無意味で何だか楽しい。
(遊びで加入してスミマセン…でも何だかんだ言って買いに来るよきっと)
そういえばダイシンのクレジットカードって、別に近所在住でなくても作れるんだそうです。
(尋ねたその後も、結局作ってませんが…)


あとサビサビで崩れそう、と恐れられている非常階段は、ブック館への連絡通路ができたためかその近辺については奇麗な塗装が施されていましたね。


ついでにその連絡通路でもってブック館まで行ってみましたが、本の品揃えはそこそこという感じ。
郊外のブックチェーン店のような品揃え。あくまで可もなく不可もなく。
まあ、なかなか見つからないような本を探しに行く所ではないのは確かです。
それでも記念に「るるぶ大田区」買いましたが。w



今回はあまり時間が無かったので、ほんとにザザッと、こんな流し見で終わってしまったのですが、結論としては「昭和テーマパーク」の面目躍如といったところでしょうか。
(こういう評価って、ダイシンサイドとしては全然嬉しくないんだろうなぁ…)


しかし、どうして全体的にそういう印象なんだろう?と考えると、自分が思うにやっぱり「天井の低さ」。
最近の店舗はたいてい天井高を結構高く取っていますから、天井が低いだけで古さを感じてしまいます。
しかも横方向の視界がなぜか妙に開けているので、なおさら縦方向に狭く感じるんです。
奥までよく見通せるからこそ、余計に上からの圧迫を感じるというか。

ただ、これははっきり言ってどうでもいいことでしょう。
ツボを押さえた品揃えと庶民的な価格さえ維持できれば、無理に新築する必要はさらさら無い。


他には店員さんの態度というか応対が、良い意味で昔風なのではないか、ということも感じました。
マニュアルを超越したところでの個人的裁量ですが、あるいは下町的、と表現した方が良いのか。
客が何かの段取りを間違えても「あ、それは本当はこうなっているんですよ~、でも今回はこれで受け付けときますからね~」みたいなやりとりが案外多い。
言わば個人商店の空気に似てるのですね。

ま、ここんところは、若い店員さんが増えると共に薄れていく部分かも知れませんが…


そんなわけで、ごく短い滞在時間ではありましたが、懐かしのダイシンを堪能して帰ってきました。





#内外無線はシャッター閉ざしたまま、例の張り紙がありました。
つくづく、あの目立つ場所での倒産て厳しいなぁと思いましたね。
夕暮れの寒さが実に身にしみました。

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2 コメント

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Unknown (小林じょうたろう)
2005-02-06 22:03:57
コメントありがとうございます!



>ツボを押さえた品揃えと庶民的な価格さえ維持できれば、無理に新築する必要はさらさら無い。



同感です!最初からそのつもりでいけば不満もないし、僕にとってはストレスレスなお店ですね♪
こちらこそ有難うございます。 (本人)
2005-02-07 18:17:16
ストレスレスとは全く言い得て妙ですね(笑



住んでいた当時は、別にとりたてて「イイ!」とか何とかの感想はなくて、ほんとに当たり前に利用していた空気のような存在だったのですが、他所に引っ越してみるとこういう店が他に無いことに気付くんです。



他の昭和風店舗は単に時代に取り残されているだけで、品揃えがガクッと貧弱になったり、値段的な優位性が全然無かったり…

かといって新しい店なら良いのかというと案外そうでもなくて、ダイシンならではの「気楽でしかも絶妙に痒い所に手が届く」特長がことさら光って見えてきます。

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