素人、考古学・古生物学を学ぶ

人類の起源・進化・移動や太古の昔、日本に棲んでいたゾウ類にも関心があり、素人の目線で考えてみます。

博物館めぐりその7

2024年08月02日 09時06分04秒 | 絶滅と進化
            神奈川県立生命の星・地球博物館めぐり、その1


  今回から、神奈川県立生命の星・地球博物館めぐりをしてみます。おそらくこの博物館は多くの人々に愛されている博物館だと思いますので、数回に分けてその特徴や展示物について記載してみようと考えています。この博物館は、生命の星と言われる地球、その地球を考えることがテーマになっています。

  この博物館は、第一に地球を考えることをテーマに、生命の誕生、そして地元神奈川県の自然を掘り下げ、自然との共生を考察することを掲げています。展示品も実に豊富です。とても一度や二度では見終えることは出来ません。わたしも三度訪ねましたが、ほんの上辺だけ素通りしたに過ぎません。そのわたしが博物館めぐりと題して、神奈川県立生命の星・地球博物館を語るのはおこがましくもあり、後ろめたい気がしています。

  展示フロワーは、1階、2階、3階があります。1階は、地球を考えるフロワーになっています。そしてここでは「地球生命の営み」について理解できるような工夫がなされています。この1Fはエントランスフロワーとなっており、「これが博物館だ」と、訪問者を圧倒するような作りになっているのもこの博物館の大きな特徴だと思います。

  2階は、ミュージアムライブラリーとして利用できるように多くの書籍を利用できるようになっていますし、企画展示が行われています。3階は、神奈川の自然について考える常設展示のフロワーになっています。人類の現在と未来、神奈川の大地と生物について、ぞして考える地球と生命についても学べるように工夫した展示がなされています。

  1階のエントランスホールは、ここが生命の星・地球博物館だ、と訪問者を両手を広げて歓迎しているかのような壮大なフロワーとなっており、凄いというひとことをつぶやいてしまうほどです。目を天井に向けますと、取り付けられた円筒の内側には、宇宙波と書かれた波が描かれています。地球を宇宙船から守る磁場をイメージしたもののようです。

  展示されている化石標本も半端ではありません。1億年以上前の中生代白亜紀に、このわれわれの地球上、陸地、海洋、そして空にも生息していたに違いない生物たちをイメージした標本が所狭しと展示されています。わたしはこの博物館を訪れる度にその生命の星・地球の凄さをあらためて考えさせられます。


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