電影宣伝自由人

香港映画を中心にしたアジア映画のよもやま話などを紹介

中華電影ブック

2009-09-10 13:04:29 | Weblog
昔、といっても10年以上前なのですが、キネマ旬報が中華電影データブックというのを出しておりました。いちばん最初は1993年だったのですが、喫茶店で当時のキネマ旬報のU編集長と飯田さんと私が喫茶店で話していたときに、私がツイ・ハーク映画祭だとかやっていたのと香港映画が熱いですよ、なんて話をしていくうちに「香港映画本とか出すと全国で確実にファンは1万人はいるので、これくらいは売れるから、本出しましょうよ。」ということから始まって、「<中国・香港・台湾>中華電影読み物データブック」という増刊号が発売されました。知り合いの子に表紙のデザインお願いして、スターの切手(エアメール)みたいな感じに表紙は作ってもらったのですが、時間のない中で私と飯田さんと、あと当時まだ監督でなかった中田監督に原稿書きしてもらい、なんとか出来上がった本は予想以上に売れて、その後、U編集長は気をよくしてその後も出すのですが、94年に出した本の原稿を書いたのを最後に、U編集長にあきれ果てて私はお手伝いをやめました。
その後97年にデータブックが出された後、キネマ旬報も人が変わり、会社のオーナーも代わりで昔とはがらっと変わったわけですが、今年になってこの中華データブック復刊の企画を出した方がいて、その企画が通り、香港担当をもにかるさんがやることになり、そしてもにかるさんから私のところに原稿依頼が来て、現在、その原稿書きにいそしんでいるところです。
なんだか前置きが長くなりましたが、その本の情報解禁になりましたのでお知らせいたします。

「中華電影データブック 完全保存版」(仮)
B5/価格未定/2009年12月発売予定
発行:キネマ旬報社

で、どんな本ができあがるのか私も楽しみなところですが、締切きたのに、まだ作品紹介書き終わってない私。はやく入れないと、ブログ更新ままならない香港映画担当のもにかるさんに迷惑かけちゃいそうです。