電影宣伝自由人

香港映画を中心にしたアジア映画のよもやま話などを紹介

暑中お見舞い申し上げます

2009-07-15 16:16:34 | Weblog
関東地方も梅雨明け宣言となり、今日の東京は強い日差しで外を歩くにもきつい日です。私はその暑さにやられたのか、昨晩は風邪をひいた感じになっており、眠れませんでした。でも、ひどくはないので会社に出ていますが、すごく眠いです。
毎年7月はブルース・リーとアレクサンダー・フー・シェンの命日で、昨年も一昨年もこのことは書きましたが、1年経つのは早いものです。
さて、本日は1冊の本をご紹介したいと思います。このブログも業界内の人間もよく目を通しているわけですが、ワーナー・ブラザースのベテラン宣伝マンだった方の過去の映画宣伝の話をつづった「ロードショーが待ち遠しい 早川達雄氏の華麗な映画宣伝術」(文藝春秋刊)という本が刊行されました。これは1960年代から近年まで、メジャーの映画宣伝に携わった一人のベテラン宣伝マンの作品に携わった時のエピソードがつづられているわけですが、私の年代としては1970年代が思春期だったので、この時代のワーナー作品はよく見に行きましたが、もちろん『燃えよドラゴン』のことも触れられています。
映画の宣伝って、自分が好きな映画も嫌いな映画も世の中に売りこんでいくわけですから、なかなか大変なものです。特にここ数年は洋画の観客が減っているわけで、宣伝を手がけるほうも大変な時代になりました。

宣伝の裏側でもいろんな話があって、特に来日の場合は世間に言ってはいけないようなエピソードなんかもあるわけです。宣伝マンはスターに会えてうらやましいと思われている方もいるかもしれませんが、実際仕事をしているとけっこう大変なわけです。