電影宣伝自由人

香港映画を中心にしたアジア映画のよもやま話などを紹介

懐かしの新聞記事

2009-07-07 16:55:01 | Weblog
今日は映画業界内では漫画家の倉田真由美とトルネードフイルムの叶井俊太郎の話題でもちきりになっておりますが、トルネード叶井とは最近も1本単館作品の打ち合わせをして顔を合わせているのでこの日の発表は聞いていたのですが、ん~、ま、彼らしいというか、ネット上ではお祭り騒ぎですな。明日も打ち合わせだけど、この話で終始するんだろうな、きっと。

話がかわり、今週土曜からの講座用にごそごそ探しながら、いろんなものを倉庫で見つけておりますが、茶色がかった新聞が出てきました。日付は1989年4月1日の香港で買った天天日報。今は香港で新聞買ってもほとんど映画の広告やら日さいを見なくなりましたが、この当時は映画の広告がどんな新聞にも掲載されていた時代でした。今日は『過ぎゆく時の中で』の3週目公開ヒット広告です。今のジョニー・トー作品とは考えられないほどのベタなドラマでしたが、香港の劇場で観て号泣いたしました。この作品でのン・マンタは發仔のメカ担当の友人役で出ていて、その後のチャウ・シンチー作品とは違う彼の演技が見れる作品でもあります。この時の子役を演じたウォン・コンユンはすごく注目されましたが、今はどうしているのでしょうね。日本と同様、子役はなかなか大成しないのですかね。
それからクライマックスの炎に包まれたシーンで流れる、サミュエル・ホイの主題歌がすごくよくて、これが号泣させる要因のひとつだったかもしれません。