電影宣伝自由人

香港映画を中心にしたアジア映画のよもやま話などを紹介

攻略シリーズ

2006-04-25 14:06:10 | Weblog
ビデオ業界誌が手元に届いたので、そこから切り抜いた広告をのせてみました。
最近、『ジェイ・チョウを探して』『カンフー麻雀』などの香港映画を発売しているタキ・コーポレーションが7月7日に発売する『ソウル攻略』です。ちょうど1年前の香港フイルムマーケットでセールスに出てましたが、日本のメーカーとの値段の差が大きくてなかなか売れなかった話題作です。日本側が購入金額の目安にするのが、前作の『東京攻略』の劇場成績やビデオの販売の数字になるので、そろばん勘定をして買い付け金額を想定した結果、その差が大きかったので日本の会社は手を出しませんでした。発売の時間もかかりましたが、日本語字幕で見れるのは香港映画ファンにとってはうれしいですね。
そして最近ではウォン・カーウァイ作品のイメージが強いトニー・レオンですが、アクションとユーモアを交えたトニーの探偵キャラクターもいいものです。
さて、前回の『東京攻略』は1999年10月~11月に東京で撮影をしてました。なぜそれを覚えているかというと、ちょうど『ジェネックス・コップ』の宣伝で仲村トオルさんから取材協力していただいていたのですが、その時に『東京攻略』の撮影に出ていると仲村さん本人から聞いたからです。最初はこの映画はちょっとだけの出演だったそうですが、撮影現場に行っていたらだんだん出演シーンが増えていったということで、マネージャーも困ったなあと言っておりました。でも『ジェネックス・コップ』で香港の現場を経験していたので、しょうがないと笑っておりました。仲村さん、当時話題のTVドラマ「氷の世界」に出演していたので、スケジュールもけっこう大変だったようです。
取材の合間に仲村さんからこの映画のエピソードを聞いたのですが、クライマックスの川でのアクションシーンで、川のなかに飛び込んだのはいいけどシャワーとかを浴びれる場所が用意されていなくて、結局、近所の民家にお願いしてシャワーを浴びたと言っておりました。それを聞いてすごく香港映画らしいエピソードだ、と笑ってしまいましたが。
今回の『ソウル攻略』ではグラビアやドラマで活躍しているアイドルの瀬戸早妃、前作では小澤真珠がちょこっと出演していますが、この日本人タレントのブッキングがなかなか謎めいております。(個人的にはツボですが)

タキはもう一本、TVシリーズの「八人の英雄」(エディソン・チャン、アンソニー・ウォン)も6月23日発売のようですね。