電影宣伝自由人

香港映画を中心にしたアジア映画のよもやま話などを紹介

ユニバース(寰亞)の気になった作品

2006-04-20 19:54:44 | Weblog
ユニバース(寰亞)という会社のブースには、いろんな作品のリーフレットがありましたが、結局は手に入れられなかったのが『詠春』という作品。ブース入口横に飾られていた題名をパチリと撮ったのだが、ニコラス・ツェー、ユン・ピョウ、サモ・ハン・キンポーの3人の名前が記されていれば、新旧香港映画ファンには気になってしまう1本である。題名にある“詠春”は、詠春拳であることはまず間違いないわけなので、キャストから想像するに、クラシカルなクンフー映画であることは明白である。
あのブルース・リーも若き頃に学んでいた詠春拳の創始者は、“少林四侠女”と呼ばれた女性武術家の厳詠春といわれ、ミシェル・ヨー姉さんもこのキャラクターを演じたことがあるほど、香港映画の南派少林もののクンフー映画にはかかせない有名なキャラクターの一人です。その詠春拳を伝承された第五代伝承者が梁二で、その息子が梁賛になるのだが、この二人を描いた作品が1981年のゴールデンハーベスト作品『ユン・ピョウ in ドラ息子カンフー』です。今回の『詠春』も梁賛を中心に描かれるようですが、『~ドラ息子カンフー』の主演がサモ・ハンとユン・ピョウだったことから考えると、ニコラスでリメイク?って感じなのだろうか。前がコメディー・クンフーだったので、今回はどんな感じに作られるのか興味がそそられます。
※その下に書かれてある『阿有正傳』はディッキー・チョン主演ですが、日本ではまずお目にかかれない作品なんだろうなあ。