大空を見上げて

日頃感じていること

竜胆紋(笹りんどう)

2008-12-05 | Weblog
 我が家の家紋「笹りんどう」の事についてもう少し書きます。
六世紀万葉集の中の「想い草」という句に出ていますが、竜胆紋の名称で中国から伝わって来たと記録に残っています。
秋の終わりに野山がさびれかかった頃、物凄く綺麗な紫の花が輝き、その美しさに中国では竜胆草と名付け、日本に送られてきた時葉っぱが笹に似ているので笹りんどうとつけたそうです。
過去帳や父達の話によりますと、先祖は関東(鎌倉)で源氏の縁の武将でその後奈良へ二百年、そして周防の国(山口県)へ来て毛利家に仕えたとの事です。
以前岩手県平泉に旅行した時、歴史館で見た源氏の義経の兜は「丸に笹りんどう」でした。父から言われた事を思い出し気持ちが高揚しました。
私の武道の防具の胴にも松田家の笹りんどうの家紋をつけています。
私は改めて先祖の武士の魂をしっかり受け継いで、家紋に恥ずかしくないよう今のこの人生清く正しく頑張りたいと思います。
       (写真:私の武道の防具「笹りんどう」)

家紋

2008-12-05 | Weblog
 私の家に松田家に代々伝わる重箱(真黒に貝で模様と家紋が入っている)があった。
又、幼い頃お墓参りした時、墓石に家紋がありこれが僕の家の家紋だと自然に思っていた。
父より「丸に笹りんどう」これが我が家の家紋だと言われた。
家紋の歴史を調べて見ると、日本の独自の文化で古くは縄文、弥生時代土器の模様に家紋の原型見る事ができるそうだ。
正確には平安中期に貴族社会が豊かな発想と多様な表現力を好み「マーク」を描き自分の持ち物に付けたのが家紋の始まりらしい。
戦国時代、武士が戦う時敵味方を見分ける為、家紋は重要な役割を果たし全国に広がった。
江戸時代家紋は「権威の象徴」として用いられ、元禄時代(1700年)頃から庶民にも開放されたようだ。
TVで水戸黄門の印ろうの葵の紋に平伏する場面が出てくるが、家紋が徳川家の権威を表している。
世界にも類のない日本独自の文化だと思う。
      (松田家の家紋:丸に笹りんどう)