大空を見上げて

日頃感じていること

エデンの園

2008-12-09 | Weblog
 聖書の旧約の創世記に神が地球上のエデンの園に人間(男のアダムと女のエバ)をお造りなったと書いてある。
アダムとエバは神から絶対食べてはいけないと言われた善悪の知識の木の実を食べてしまった。
その結果男は額に汗し労働の苦しみを受けながら生きていかなくてはならなくなった。
女は産みの苦しみが宿命となった。

世界的な金融危機で、日本も経済不況が底なしだとニュースで毎日報道されている。
製造業を中心に派遣社員が3万人以上職を失い、来年早々には10万~20万の規模にのぼると言われている。
工場で働く派遣社員は解雇とともに社宅や寮を追い出される為職と住居を同時に失い途方にくれているそうだ。
国や政府は働く気力がある国民に職を与え、豊かではなくても普通の生活をさせる義務と責任があると思う。
私達の若い頃は働く意欲があれば、何処かの会社を探す事が出来、試用期間が3ヶ月でその後すぐ正社員で入社できた。
終身雇用で定年まで勤めるのがあたりまえだと思っていた。
90年頃から契約社員や派遣社員という言葉が社会に出てきた。
私は良く分からなかったが社員は拘束時間が長いし厳しいので、契約や派遣の方が自由でいいかなぁーと思った事もあった。
その頃から日本も欧米なみに終身雇用の時代ではなくなり、段々自分を売り込みながら会社を変わっていくと聞いた事がある。
しかし あれから20年以上過ぎたが、日本社会80%は終身雇用でやはり勤勉にこつこつ働く日本人の性格には合ってると思う。

何世紀も前からその時代がどう変わろうが人は特に男は額に汗をかき働き家族を養う責任と義務がある。社会の仕組みは働く事が出来なければ生きていけない。
国はしっかりと対策を考えてほしいと思う。
      (ミケランジェロ作:天地創造のアダムとエバ)
コメント
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