私は今でこそ日本古来の武道は規律、礼節、信義、道徳性など人間形成を重んじていますが、武道を始めた若い頃はただ喧嘩に強くなりたい、悪い奴をやっつけてやりたいだけでした。
いろいろな武道をやっているうちに、師範や先輩達の指導で目標は自分自身に克つという心を教わりました。
私は自分の二人の男の子に幼い時より空手を教えました。
子供達のこれからの長い人生はいろいろな事があるでしょうから、社会の荒波を乗り越え、悪い誘惑にも負けず真っ当な道を歩んでほしい、との気持ちからでした。
親が教えただけでは充分ではなく、甘えがでるので、常心門という流派の空手師範のM氏に子供達をお願い致しました。
中学までにそれぞれ黒帯初段をとり、それ以降は好きなスポーツにいきました。
現在、二人共にそれぞれ所帯をを持ち頑張っていますが、自分自身に厳しく他人に優しくして、日々人生悔いのない様心より幸せを願っています。
(写真:次男の空中二段蹴り[小六時代])