山の春夏秋冬

たまの休日に野山へ出かけたとき目に留まった生き物や風景の紹介

ハラビロトンボ

2010年07月19日 | トンボ・カゲロウ類

 この連休、寸前でやっと梅雨が明けたかと思うと、とんでもない暑さ。まあそんなもんだろうと、昨日は避暑も兼ねて少しだけ山の方へ遠出してみました。町にいるよりは多少木陰は涼しいかも知れませんが、日なたはやっぱり暑いです。しかしせっかく遠出したのですが、どうも天気が良くありません。かんかん照りの方がいいのかと言うとそうでもないし、写真を撮ろうなどと思うと青空の方がいいし、難しいところです。いずれにしても風が強くて写真日和ではありませんでした。
 たいして見所もなく、車を走らせて脇道に入ったりしていましたら、ちょっとした湿地がありました。車を駐めて見てみると、太くて小さなトンボが居ます。長靴に履き替えて少し下りてみました。

2010年7月18日 京都市左京区久多

 うちの近所ではたぶん見かけないハラビロトンボでした。たいていの♀は人が近付いてもあまり逃げませんでした。

 ♂はなかなか敏感ですぐに逃げてしまいます。そのくせ近くまで来て、ホバリングしながらこちらの様子を覗っていたりします。歩きにくい泥の中を長いこと♂を追いかけるのに時間をつぶしました。
 ♂はしょっちゅう他の♂と争っていました。ホバリングしながらにらみ合いです。ときどき♀を見付けてはしっぽを上に反らして近付いていきます。しっぽを上に反らせるのが求愛ポーズのようです。そういう光景が撮れればいいのですが。

 気が付くと、♀を捕まえて降りて来て交尾していました。 



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