山の春夏秋冬

たまの休日に野山へ出かけたとき目に留まった生き物や風景の紹介

チャタテムシの羽化

2009年08月24日 | セミ・カメムシ・チャタテムシ類

 昨日は薄雲が多少はあったもののよく晴れて、朝からとても暑い一日になると思いましたが、昼前からどんよりと曇ってぽつぽつ雨が降ったりもしました。おかげで少しだけ暑さも和らいだように思います。そして今朝は一気に秋が来たような涼しさで、雷様がエアコンでもかけているのではと思うほどでした。しかし仕事場の窓から空を見ていると、綿菓子のような雲がいくつも浮かんでいて、やっぱりまだ夏の空でした。
 さて今日の一匹目は、何度となく登場しているチャタテムシです。近所の神社で幼虫がだいぶ大きくなっていたので、そろそろ羽化する時期かなと思って見に行ってみました。するとやっぱり、かなりの数が羽化も終わって成虫になっていました。中には羽化の最中の者も居ました。

2009年8月23日 京都府乙訓郡大山崎町

 今発生しているチャタテムシの幼虫の集団は、今年3度ほど発生した中でも比べ物にならないくらい大きな集団が多いです。毎年そうなのかどうかはよく見ていないので分かりませんが。種名は分かりませんが、少なくとも2種類の集団があります。上の今羽化している種類はあまり多くありません。

 成虫は上の写真です。この大きい方が♀で翅の黒い小さい方が♂ではないかと勝手に思っています。いっせいに羽化したらしく、翅のまだ白い者が多く居ました。

 さっき羽化したやつです。ちょっと他の撮影をしている間にだいぶ翅が伸びていました。セミの羽化を連想するのですが、セミは翅が伸びきって色付くまで多少の邪魔があってもそこを動かないのですが、このチャタテムシは脱皮した後はちょろちょろと歩き回ります。私がストロボを焚くので集団全体がざわめいているせいもあるのですが。

 こちらはまた別の種類の羽化。この種類はここでは断然数が多いです。

 これも種類は分からないのですが、複眼が大きくて少し小振りなのが♂、複眼が小さくて大柄なのが♀と、勝手に思っています。 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿