蒸し暑い日が続きます。朝早くても気温も低くなく、湿った空気がとても気持ち悪い。今日は雨も降らず、昼前には晴れ間も出始めて暑い一日となりました。おまけに強い風。こんな日は何か陸貝でも探しに行こうかと思っていると、以前に見たヤマタニシを思い出しました。朝はゆっくり寝てしまってあまり時間がないので、ヤマタニシを見に行って今日は終わりと言うことにしました。
どこにでも居ると言うわけではないので、以前見付けた棲息地へ行ってみました。どういう環境がそろっているのか分かりませんが、何故かその僅かな一画でいくつも見ることができます。スギの植林地の中で道ばたに広葉樹のある薄暗い場所です。
2010年7月4日 京都市西京区大原野
行ってみるとやっぱり居ました。以前見たときはたくさんいたのですが、今日は少し少ないようです。一見カタツムリです。興味を持ってじっくり見ないと「カタツムリか」で終わってしまいます。何よりも眼が触角の先には無くて根元にあるので、カタツムリではないことがすぐに分かります。
それにちゃんと蓋まであります。カタツムリのようににゅーと体が伸びたりもしません。歩く速度もかなりゆっくりです。やっぱり印象は田んぼにいるタニシに近いものを感じます。これに比べてカタツムリはやはりだいぶ陸上に適応した貝類のようです。
コケなどをこそげ取って食べるのかと思いましたが、こんな落ち葉などを囓ったりしているようです。ほんとうに食べていたかと聞かれるとちょっと自信がありません。私にはそう見えましたが。