山の春夏秋冬

たまの休日に野山へ出かけたとき目に留まった生き物や風景の紹介

ニセリンゴカミキリ

2010年06月09日 | 甲虫類

 今日は午前中は曇っていましたが、途中から青空が見え始めて、だいぶ暑い日になりました。それでもまだ真夏の暑さではありません。空気が乾燥しているせいでもありますが。
 道ばたの草むらを見ていると、リンゴカミキリの仲間が飛んでいるのが見えました。この辺りはスイカズラの花の香りが漂っています。と言うことはニセリンゴカミキリ、葉に留まるまでずっと目で追いました。留まったと思ったらすぐに葉の脈を食べ始めました。

2010年6月9日 大阪府三島郡島本町

 久しぶりに見るカミキリムシです。スイカズラはよくあちこちで咲いているのを見ますが、このカミキリムシはそうどこにでもいると言うわけではありません。葉をよく見ると、あちこち食痕がありました。

 葉脈の辺りだけを食べるので、カミキリムシの食痕は分かり易いです。食痕を見付けてからカミキリムシの姿を探すことがよくあります。

 もう少し見て歩いてみると、他にも食事中のニセリンゴカミキリが居ました。少しの間に、見る見る葉っぱに細長い穴が開いていきます。


シロスジカミキリ

2010年06月09日 | 甲虫類

 道ばたの草むらを見て歩いていると、イバラに何故かシロスジカミキリがぶら下がっていました。

2010年6月9日 大阪府三島郡島本町

 何をしていたのかは分かりませんが、イバラを少し囓っているようでもありました。
 よく道ばたにシロスジカミキリの頭などがころがっていることがあります。どうもカラスが見付けては、腹部などの柔らかい部分を食べているようです。カブトムシの季節になると、大きなクヌギの木の下などでは腹部を食われたカブトムシが何匹も転がっていたりします。何ちゅう事すんねん!と言いたいところなのですが、それも自然の摂理なのでしょうか。しかしカラスの場合は自然の摂理などと言ってられない場合もあるので困ったものです。