◆コロナ徒然草 その②◆
「新しい生活様式」? なに、それ?
昭和30年代の主に農村部での「新生活運動」と字面だけは似ているが、内容は大いに違う。
ともかくこの表現には強い違和感、抵抗感を覚える。
後者は冠婚葬祭や交際での金品のやりとりなどを簡素にすべきことだが、前者は「生身の他人」との人的交流を極限までに自主抑制することである。
「新しい・・」というのでは「今後とも末永く」のようにすら受け取られかねず、表現としては適切とは言い難い。
「新しい・・」では国民は1、2年すら持続できるかどうか。ましてや5年、10年、或いはそれ以上というのではとても持ち堪えられるものではない。
これでは「革命」の強要みたいなものである。
せめて「当面の・・」もしくは「臨時的な・・」の表現が適切ではないか。