島国ニッポンの山国から

地球温暖化、クルマ社会の諸問題、時評、街作り提言などを島国の中の四方を山で囲まれた山形盆地からのつぶやき

謎は地下歩道にあった

2009-01-06 20:17:04 | クルマ社会の問題
 私もかなり頻繁に利用する山形市の内外で好評の中心市街地循環の百円バスだが、時々不可解なことを感じることがある。“時々”というよりはしょっちゅうと申した方が適切なのかもしれない。
 それは山形駅前で乗車したばかりの人で、すぐ次の停留所で降車する人がかなり多いからである。むろん、徒歩でも5分とかからない距離である。
 なるほど、そのような人の多くは高齢者である。
 しかし、5分以内でも歩くのが辛いからというのなら、その次の停留所からもそのような人が少なくないはずだが、めったにそのような高齢者を見かけることはない。
 でも、駅前大通りを歩いて「なるほど!」と気が付いた。
 駅前大通りを歩くことなど山形市に生を受けてからそれこそ凄い回数を経験していながら、やっと気付いたことなので気恥ずかしいことなのだが、駅を出てわずか2~3分の所にある十字路に地下歩道があり、歩行者は地上を横断してはならないことになっているからである。
 確かにここの階段を昇り降りするのは足腰が不自由になった高齢者にはかなり辛いはずである。
 ただの平たい道路なら、たとえ30分でも歩くのがそう不自由には思わなくても、急傾斜の階段を昇り降りするのは苦痛に感じることは大いにありうる。 幸い、路上でのバリアフリー化を訴える市民グループの努力が行政にも通じ、この交差点でも地上に横断歩道が設置される見通しが立ったようである。
◎写真説明 ①駅前に停車の中心市街地循環の百円バス
②駅ビルからの駅前大通り 十字屋(JUJIYAと表記)の所に地下歩道 その先にバス停
③地下歩道の入口 これが歩道自体を更に狭くしている
④地下歩道から地上に上がろうとしている人 かなりきつい階段

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