天地を 照らす日月の 極みなく あるべきものを 何をか思はむ 

わびぬれば 今はたおなじ 難波なる みをつくしても あはむとぞ思う

やなせたかし

2013年12月23日 | 不易
最後のインタビューは「平和への思い」 やなせたかしさん
2013.12.23 11:40 産経
 「アンパンマン」などで知られ、10月13日に94歳で死去した漫画家、やなせたかしさんが軍隊の体験について初めて本格的に語った本『ぼくは戦争は大きらい-やなせたかしの平和への思い』が今月、刊行された。好戦的風潮に危機感を抱き、平和への思いを最後に残したロングインタビューになっている。

 インタビューは今年4~6月、事務所で行われた。「(戦争を)思い出すのも、話すのも嫌」としていたやなせさんは、軍隊経験について積極的には語ってこなかった。だが本書では「日本が戦争をしたという記憶が、だんだん忘れ去られようとしています」と“解禁”した理由を明かし、戦争のむごさ、愚かさを説き起こしている。
 日本が太平洋戦争に突入した昭和16年12月8日、やなせさんは福岡県にあった陸軍の部隊にいた。暗号班などを経験し、終戦までの間に中国・福建省の福州などを転戦した過去を振り返った。
 本書のあとがきで「世の中全体が嫌なものはみんなやっつけてしまおう、というおかしな風潮になっている」と警鐘を鳴らし、「『アンパンマン』の中で描こうとしたのは(中略)嫌な相手とでも一緒に暮らすことはできるということ」とし、「日頃からがんばって、みんなが戦争なんてしなくてすむ世の中にしよう」と訴えている。取材・構成を担当した漫画評論家の中野晴行さんは「ユーモアの中に戦争批判を込めている。やなせさんらしい伝え方と思う」と故人をしのんだ。

 「嫌な相手とでも一緒に暮らすこと」が「正義」ということですね。顔を食べてもらうという「献身」。「愛」は身を削りますね。

 


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