天地を 照らす日月の 極みなく あるべきものを 何をか思はむ 

わびぬれば 今はたおなじ 難波なる みをつくしても あはむとぞ思う

こどもの日

2009年05月05日 | Weblog
 「父と兄は私をきれいだと思ってくれていて、わたしにも毎日そう信じ込ませてくれたの」「賢くて、信念があって、ユーモアもあると言われながら育った。そんな風に言ってくれる人がいない女の子も多いけど、私は幸運だったわ」米ピープル誌「世界で最も美しい100人」に選ばれ、ミシェル・オバマ米大統領夫人が、子供の頃をどう育ったかで想いを述べていた。

 この100人に政治家夫人が選ばれるのは珍しい。ミシェル夫人は、シカゴの労働者階級の家庭からプリンストン大やハーバード大という米有数の名門大学で学び、弁護士として企業法務や福祉活動の分野で活躍。夫同様、「アメリカン・ドリームの体現者」ともいわれている。オバマ氏は自著「合衆国再生 大いなる希望を抱いて」で、「妻に会った人は、会うとほとんど同時にずばぬけた人物だと結論する」「選挙で彼女と戦うことになったらあっさり負けるのは分かっている」と書き、ミシェルさんに頭が上がらないことを告白している。

 父親のオバマ氏は娘のマリアちゃん(10)とサーシャちゃん(7)にホワイトハウスに入ったら犬を飼うと約束。しかし、母親の悩みは万国共通のようで、ミシェル夫人は、「子どもたちが犬の世話をしてくれると思っていたのに」、毎朝5時15分に起きて散歩させているのは自分だと語り、愛犬ボーの散歩が今では自分の役割になっていることを明かした。それでも夫人は「世界一の子犬。死ぬほど好き」「犬が欲しいと子どもにせがまれている皆さん、親であるあなたたち自身が犬を飼いたいと思っていることが大切です」と述べ、母親の心構えを説いた。

 ミシェル夫人は「ファーストレディーになっても一番の仕事は母親であること」と話し、2人の娘の子育てを最優先する考えを明らかにし、「マム・イン・チーフ(最高位の母)」と呼ばれている。「2人の娘を見ていて気付いたの。大切なのはおいしい野菜をつくること」と、ホワイトハウスに家庭菜園をつくり、いずれは夫に草むしりをさせるらしい。