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とんねるず主義+

クラシック喜劇研究家/バディ映画愛好家/ライターの いいをじゅんこのブログ 

コント55号 なんでそうなるの?2

2006年02月15日 19時44分13秒 | 日本的笑世界
コント55号って、中毒性がありますのでご注意下さい(笑)

彼らは、はまると、ヤバイですね。もっともっと見ていたくなってしまう。
「コント55号 なんでそうなるの?2」をやっと見ました。「1」はまだです。

若い欽ちゃん、ハンサムですね~。色白で。セクシーだといってもいい。

ネタは、特典映像として収められているものもあわせて14本。
ところで、「なんでそうなるの?」という番組そのものなんですけど、ただただひたすら55号のコントだけだったのでしょうか?ゲストとか、歌とか、他のコーナーはなし?スタジオコントもなし?

それにしても、欽ちゃんと二郎さんのコンビネーションっていうのは、ここまですごいものだったんですね。単純に欽ちゃんがツッコミやイジリで二郎さんがボケの図式だけでは説明しきれない、複雑なものがあるんですね。

それはさておき、正直な感想を言うならば、やっぱりわたしにはちょっと…と思うネタも、ありました。たとえば「駅前旅館」とか「焼きソバ・かき氷・おにぎり」とか。

でも逆に、もんのすごいおもしろいネタの方が多かった。たとえば「愛情のこもったスープ」(欽ちゃんの女装はじめて見たかも)、「伝統あるタコ焼き屋」、とても短いコント「とぼけたマッサージ」など。おもしろいのは、こういう超ショートコントもちゃんとセット(というかまあ布団だけだけど)を使ってやってること。最近のパントマイムだけでやるショートコントを見なれてるのでね。

もっとも好きだったのが「真夜中の往診」。ひとつの舞台で、離れた場所にいるふたりの、電話での会話をコントにする、というアイディアがすごいと思いました。まず、いったいどうやるんだろう?という興味を引かれて、で、徐々にふたりの距離感が破綻したり、メタ的になっていったりするところがおもしろかった。オチのつけかたも良かったです。

それにしても、演芸場とか寄席通いに中毒になるっていう感じ、わかるなあ。コントはたぶんすべて浅草演芸場で収録されてるんですが、お客さんの反応、すごいいい。

伊東四朗さんも言ってたけど、舞台のコントというのはお客さんの反応によって変わったり、肉付けされたりするものなんですね。双方向です。インタラクティブです。非常に。これを味わっちゃったら、そりゃお客としても通っちゃいたくなるでしょうねえ。

「電報」というコントではなんと酔っぱらいのヤジが…。そのまんま入れてる(放送してる?)ところがすごい。しかも、カメラが少し引いて、その酔っぱらいとおぼしき客を画面に映しこんでる。ふつう、避けるでしょカメラは。アクシデントが起きるのを逃すまい、ということなんでしょうか。結局何ごともなかったけど。おもしろいなあ。


まだまだ見るべきDVDが残っているので、55号への評価を早計にかためてしまいたくはないんですが、このDVD作品を見るかぎりでの感想は…コント55号は、ある意味ものすごくシュールですね。コントの背後にも、前後にも、なーんにもない。抽象絵画のような印象を受けました。






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