とんねるず主義+

クラシック喜劇研究家/バディ映画愛好家/ライターの いいをじゅんこのブログ 

失われたコントを求めて

2006年03月27日 00時58分13秒 | ワンフー日記
「とんねるず主義」を開設してから、はや4ヶ月になります。

この間、多くのとんねるずワンフーのみなさんと知り合い、いろいろなことを語り合って来ました。

その結果、われわれの想いが、やっぱりただ一点に収斂されるんだということが、わかりました。
それすなわち---「とんねるずのコントが見たい」。

フリートークもおもしろいし、「食わず嫌い」も毎週楽しみにしている。
でも、心の底では、いつも物足りなさを感じている。いつも、やりばのない渇きを感じている。それが、「みなさんのおかげです」を体験したワンフーの、ほんとの気持ちだと思います。

わたし個人としては、以前コント批評の前説で、次のように書きました。

「もはやTVにおいてとんねるずが、昔のようなコントを見せる可能性は低いといわざるをえず、また彼らにそれを要求する権利も、われわれにはないように思う。とまれ、彼らが万難を排してまたコントをやってくれるとしても、ファンもまた、昔と同じような熱狂を得ることはできないだろう。」

この考えは、いまも変わってはいません。しかし、とんねるずにコントを強要する権利がないということと、それを願うということは、また別の話です。実現が困難だと、頭ではわかっていても、ワンフーのハートは、それを願わずにはいられない。

と、いうわけで、虚しいこととはわかっていながら、あえて考えてみました。
<今後とんねるずがコントをやるためのシナリオ>とは!?


その1:コントだけの深夜番組をもつ。

別の記事のコメントでもちらっと出た話題なんですが、他のお笑いの人々に比べ、とんねるずはいままで深夜番組が少なかった(ピンでの出演はのぞいて)。マニアックな笑いにはしるのを、意識的に避けて来たようなところがあった。

いまも、ゴールデンタイムの冠番組を維持することに、彼らはこだわりを持っているんだと思いますが、ここらでちょっと息抜きをしてみるのも、おもしろいんじゃないでしょうか?大人になったとんねるずだからこそできる深夜枠、あると思うんですよ。とんねるずなら、最強におもしろい深夜番組ができるのは、火を見るより明らかですもの。

セットなんかもできるだけシンプルにして、お客さんは入れずに、芝居とコントの間をいったりきたりするような短い番組(「ラスタとんねるず」はちょっとこんな感じだったのかもしれませんが)を、とりあえず1クールだけやってみるってのは、どう??



その2:「おかげでした」の抜本的改革。

実現の可能性は非常に低いとは思いますが、一応…。悲観的ですが、「した」の現状は、もうどうしようもないとわたしは思ってます。「おかげです」の頃のように、とんねるずとスタッフがアイディアを出し合って、統一された志のもとに番組を作るシステムは、もはや完全に崩壊しているように見えます。

それと、予算の問題でしょうか?とんねるずがコントをやめたのは、十分な予算がとれなくなったことも関係があると思うんですが…とんねるずとしては、クオリティを下げてまでコントをやりたくない、というプライドがあるでしょうから…。


その3:苗場に代わる舞台をやる。

この案がもっとも現実的ではないかと。苗場コントはやめるべきではなかったと、わたしはいつも思うんです。彼らが最初に影響を受けたユーミンだって、いまだに苗場ライブを続けています。せめて年1回でも、コントを確実に披露できる場所を確保しておくべきだったのです。しかも、苗場ライブは低予算だった(と思う)。それがあのライブのすばらしいところでした。

いまのテレビ界は、良質なコントを作れる場所ではなくなっています。とんねるずには、10年の苗場での実績があるのだから、それを生かせるのは、舞台やライブという形式であるはず。現にノリさんは、04年から単独ライブをやっています。それは、ノリさんにライブコントへの意欲がまだあるということの証明だと思う。


このくらいしか、思いつかん…。他のアイディアや、ファイアーが勘違いしているようなことがありましたら、またどうぞコメントをお寄せ下さいませ。

もしもとんねるちゃんがふたたびコントを見せてくれるとして、わたしはそれを「復活」とは考えないようにしたいです。昔と同じことをやるのでは、意味がありません。あくまで新しい時代の、新しいとんねるちゃんの世界が開ければ、ワンフーとしてもこんなにうれしいことはない・・・。
まあ、またしてもとんねるちゃんにとっちゃあ「大きなお世話」な話かもしれませんけれど…。

「おかげです」が終了してから、来年で10年です。来年が、なんらかの節目になりそうな予感が、したりもします。





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