とんねるず主義+

クラシック喜劇研究家/バディ映画愛好家/ライターの いいをじゅんこのブログ 

とんねるずを泊めよう!板東英二編

2009年05月08日 18時58分09秒 | とんねるずのテレビ
昨日5月7日の「みなさんのおかげでした」。
「とんねるずを泊めよう!板東英二宅編一時間SP」がものすごいおもしろさでした。

先々週から予告していただけのことはあった!

大阪の板東さんのマンションに乱入する本編だけじゃなく、全編おもしろかった。

冒頭の東京でのジョン・カビラ氏とのやりとりや、新大阪駅でのとんねるずと次課長河本さんとの会話や、移動中の車内や、南森町の焼肉屋「火々」で板東さんの様子をうかがうとんねるずや・・・

おもしろくない場面がないと言っても過言ではないほどの、渾身の企画でした。

これ、どこまでぶっつけ本番いきあたりばったりだったのかよくわかりませんけど、おそらく9割方はそうだったんでしょうね。すげ~なあ・・・

ていうか、大阪に住んでる人間としましては、JR新大阪駅のあの大階段をとんねるずが降りてくる映像にまずびっくり。あのロケの日に、なぜわたしは新大阪にいなかったんだ、なぜ南森町のあたりをうろついてなかったんだ~っ!!!
と、悔やまれました・・・

とんねるず御一行が板東さんに突撃したとき、偶然居合わせた中川家礼二は、もしかしてこれが「した」初出演?(「未来創造堂」には過去出演ありますが)

礼二が板東さんちで地味~に勝手にカレーの鍋を火にかけたり、とんねるずとすき焼きを囲んで野球の話をしたりしてたのが、新鮮というかシュールだったなあ。
さすが頭の良い礼二だけあって、すぐに番組のコンセプトを理解して、素の自然さでひかえめに参加していた姿がよかったです。

それにしても、板東さん、ええ人やなあ。
あるいは「ええ人やなあ」と思わせるとんねるずのイジリの腕なのか・・・

徳島県のご出身なためか、板東さんの関西弁にはすこーし四国訛りがあって、おなじ四国出身のわたしにはなつかしい響きさえあります。
それに、板東さんは後輩にたいしても必ず敬語で話すんですよね。そこが好きです。

このノリの良さといい、卵大好きというユニークキャラといい、とんねるずはいま板東さんがお気に入りでしかたがないんでしょうね。
タカさんの板東さんモノマネが、うまいんだこれが(笑)

おぼえてないんだけど、板東さんととんねるずはかつて『毎度おさわがせします』で共演してたんだろうか??
(追記:板東さんといえば「金曜日の妻たちへ」や映画『あ・うん』の迫真の演技がわたしには印象的です。俳優業もまた力をいれてほしいものだ)


ところで今回の番組を見ると、関西と関東のお笑い界のちがいもすこし見えた気がして、おもしろかった。

芸人さんじゃないとはいえ、バラエティ・タレントの大先輩相手に、若い芸人が自宅に乱入して大騒ぎするなんて、関西ではほとんど考えられないんじゃないでしょうか。
タテのラインを非常に大事にする世界ですから。

もっともとんねるずも、たとえば伊東四朗さんのご自宅に乱入して大騒ぎするなんてことは、絶対にやらないでしょうけれども。
しかし、ちょっとでも畑違いの先輩に対しては強いのなんの(笑)

そうかんがえると、関西と関東のちがいというより、「普通のお笑い」と「とんねるず」のちがい、ってことなのかもしれません。

でもね、良い子のみなさんは、安易にこれをマネしちゃいけませんよ~
とんねるずは、ただ傍若無人に乱痴気騒ぎをやって帰るだけじゃないから。

ちゃあんと最高級すき焼きセットを持参し、神棚があれば神妙に手を合わせ、元プロ野球のスターとガチで野球談義をやれて、お寿司屋さんに出前を頼むときには、板東さんの好きな玉子のにぎりを大量に頼むことを忘れない(笑)

板東さん自身の良さをぞんぶんに引き出してあげること、いきなり自宅を占拠されても笑ってゆるしてくれる板東さんへの感謝を、とんねるずは決してわすれない。

それもまた、「普通のお笑い」と「とんねるず」のちがいです。
ファンが誇りにすべきとんねるずの良さです。


人気企画「とんねるずを泊めよう!」、実は個人的にはナレーション台本や構成面がちょっと弱いのかな、そこらへんをもっと洗練させると、もっともっとおもしろくなるんじゃないかな?という、素人がなにほざいてんだ的感想を持ってたりもします。

しかしやっぱり、とんねるず自身が創り出す筋書きのない笑いとか、イタズラして遊ぶとんねるずのやんちゃぶりとかが魅力的すぎて、やはり好きな企画なんですよね。

そのなかにおいても、今回の板東英二編は、ベッキー編にならぶおもしろさだったんではないでしょうか。
ていねいに見せてくれたという意味では、ベッキー編を超えたと言えます。


それにしても、板東さんのスーツがあつらえたようにノリさんのサイズにぴったりだったのが、妙におかしかったなあ。

そして番組のシメは、礼二の音頭によるまさかの『六甲おろし』でした(笑)







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