あまりにも白々しい記者会見だった。開いた口がふさがらないとはこのことだ。APAホテルの耐震偽装はもうずいぶん前からネット上では常識であるにもかかわらず、決してマスコミでは報道されないものとして有名だった。今回の報道をコラムニストの勝谷誠彦氏は誰もがみんな知っていたAPAの耐震偽装ついに露見と揶揄している。
去年11月に日本外国特派員協会で記者会見した藤田東吾氏は、水落光男・1級建築士が自分が偽装したことを自慢していたとか、APAの物件は偽装なのに国土交通省も地方自治体も見てみぬフリをしていると告発している。藤田東吾氏はイーホームズの不正を理由として逮捕されたが、耐震偽装と比較したら微罪であり、藤田氏の口封じのようにも取れる。
APA記者会見の白々しさ、かのヒューザー小嶋社長の「殺人マンション」発言以上だ。マスコミの現場のスタッフは間違いなく藤田社長の生の声も聞いている。現場としては報道したかったはずだ。しかしなぜか報道できない。その悔しさは想像するに余りある。今回、APAの偽装がようやく“露見”したことで大手を振って報道できる。
記者からの質問も鋭かった。その裏には「これまでの長い間、よくも嘘をつき続けてきたな、テメーらが圧力かけて報道を止めていたんだろー、これまでの借りはキッチリ返すからな」という、現場の怒りが満ち溢れていた。
写真はいつか報道されたら載せようと思って、去年撮影しておいた東京・赤坂見附のAPAホテル。
去年11月に日本外国特派員協会で記者会見した藤田東吾氏は、水落光男・1級建築士が自分が偽装したことを自慢していたとか、APAの物件は偽装なのに国土交通省も地方自治体も見てみぬフリをしていると告発している。藤田東吾氏はイーホームズの不正を理由として逮捕されたが、耐震偽装と比較したら微罪であり、藤田氏の口封じのようにも取れる。
APA記者会見の白々しさ、かのヒューザー小嶋社長の「殺人マンション」発言以上だ。マスコミの現場のスタッフは間違いなく藤田社長の生の声も聞いている。現場としては報道したかったはずだ。しかしなぜか報道できない。その悔しさは想像するに余りある。今回、APAの偽装がようやく“露見”したことで大手を振って報道できる。
記者からの質問も鋭かった。その裏には「これまでの長い間、よくも嘘をつき続けてきたな、テメーらが圧力かけて報道を止めていたんだろー、これまでの借りはキッチリ返すからな」という、現場の怒りが満ち溢れていた。
写真はいつか報道されたら載せようと思って、去年撮影しておいた東京・赤坂見附のAPAホテル。