東京TC 2歳牡馬レッドサイファー
(アルウェン09)
半姉はクラシックの舞台を経験、賢弟として大舞台で雪辱を果たしたい
父 : フジキセキ
母 : アルウェン(母の父 トニービン)
美浦・藤沢和雄厩舎
0戦0勝【0-0-0-0-0-0】
10.12.27
(ノーザンファーム早来)
担当スタッフ「マシン1時間に1日おきに坂路と周回コースで交互に調整しています。坂路の時は、1本のみでハロン18~19秒、周回のときは1800mをハロン22秒のペースで乗っています。育成開始当初はコロンとしていた体にメリハリが出てきましたね。厩舎でも進んだ組に属しており、ここまで大きな問題もなく順調にメニューをこなしています。まだ芯が入っていない印象ですが、年明けからペースアップできそうで、運動を継続していけばそういった課題も解消してくると思います。馬体重は471キロです」
10.11.26
(ノーザンファーム早来)
数々の歴代ダービー馬を送り出した、ノーザンファーム早来・横手厩舎の敏腕スタッフとして知られた野崎厩舎長の下で日々を過ごすアルウェン09。
“極めて順調に調教を進めています”と、野崎厩舎長も、その現況に太鼓判を押してくれました。
「一日おきで、周回コースでの約1500mの乗り込みと800mの坂路コースでの調教を行っています。周回コースでは1ハロン25秒くらいのキャンター、坂路コースでは1ハロン22、23秒くらいのタイムを出しています。このほかにも、週2日は角馬場へ入れて、ジックリと乗り込んでいます」
アルウェン09の現在の馬体重は、462キロ。ノーザンファーム・イヤリングから移ってきた当初と比べると、だいぶ馬体が引き締まってきた印象を受けます。野崎厩舎長も、笑顔を浮かべながら、こうコメントしてくれました。
「移ってきた当初は、もっとデカくなるかなと思いましたが(笑)、意外とコンパクトにまとまってきていますね。馬体の造りからすると、スピードとパワーに優れたタイプに成長してくれそうです」
人間に対しては、いく分、甘えっこの素振りを見せながらも、“元気ハツラツ”に生活しているアルウェン09。年内には、1ハロン20-18秒くらいのタイムが出るまで、調教を進めるプランも立てられているそうです。
10.10.25
アルウェン09が生活しているのは、ノーザンファーム早来の横手厩舎。横手厩舎といえば、ディープインパクト、キングカメハメハ、ジャングルポケット、フサイチコンコルドなど、歴代のダービー馬たちが育成時代を過ごした、エリート養成厩舎として、とても有名なところでもあります。
横手厩舎のスタッフである野崎氏は、アルウェン09の印象を、こう語ってくれました。
「ノーザンファーム・イヤリングの方では、やや体質的に弱いところが見受けられたと聞いていたのですが、こちらに来てからは、本当に順調で、若駒らしいハツラツさを全面に出しています。一言でいえば、“元気でヤンチャ”。現時点で、心配するところは何もないですね」
横手厩舎にやって来た当初、アルウェン09は、きかん坊の側面も見せたそうですが、ここに来て、少し様子が変わってきたと、野崎氏は言います。
「まあ、人に対して凄く従順というタイプではないですが、いい意味で勝ち気なのだと考えています。それと、意外に甘えん坊なところもあり、当初の印象よりは、可愛いところがある馬だと思うようになりました(笑)」
アルウェン09の一日は、ウォーキングマシンに入ることから始まります。その後は、ロンギ場で軽い運動をしてから、ウッドコースに行き、ダグで800mほど乗り込まれるそうです。
「動きの方は、今後乗り込むに連れて、もっともっと良くなってくると思います。現段階の印象は、フジキセキの仔らしく、とてもパワーがあるという感じですね」
飼い葉もしっかりと食べ、充実した日々を送るアルウェン09。まずは順調な成長曲線を描いているようです。
10.09.30
(ノーザンファーム早来)
馬体重451キロ
10.09.07
【現所在地】
ノーザンファームYearling
10.08.04
【2010.8月測尺】
馬体重449 体高153.5 胸囲177 管囲19.3
【予定育成先】
ノーザンファーム
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