「エリックと寵姫」の下書き中です。今だ「寵姫」が若い美女だと誤読したまま・・・(汗)。
でもエリックは私にしてはちょっとお兄さんに描いています(^^)まあ、マザンダラン時代ですから当然といえば当然ですが。
この時代のエリックは「鏡の迷宮」「本人そのもののように見える自動人形」「拷問部屋」などを造っていますね。凄い才能と体力です。個人的のこの「自動人形」気に入ってます。彼の猛烈にエネルギッシュな青年期はとっても素敵です。
原作ではペルシャからアフガニスタンに政治的な暗殺に行ったとあります。当時、大国ロシアとイギリスのグレートゲームの狭間にあったペルシャやアフガニスタンでエリックがどんな政治的な働きをしたか、どんな方法の殺人だったか興味あるところです。
当時のペルシャについて友人から教えてもらったので、ちょっと引用します。
「19世紀のペルシャ・・・カージャール朝。前代のサファヴィ朝が寛容政策で隆盛を誇ったのに対して、ろくでもない王朝だったらしい。残忍な絶対君主シャー(アミール?)が君臨するが、地方領主を十分に抑えられなかったらしい。ロシアとイギリスが進出するのをまるで防げず、あわてて軍隊と官僚を育て近代化を図っても、平気でお雇い外国人の丸投げしたり、賄賂とコネが万能となり、腐敗と低迷は深い。」
こんな雰囲気のペルシャでシャーの政敵を次々と・・・・。