The Phantom of the Opera / Gaston Leroux

ガストン・ルルー原作「オペラ座の怪人」

ガストン・ルルー少年

2006年07月06日 | 「オペラ座の怪人」
「アヴェルヌ湖のほとり」様の掲示板に書き込みしながら落書き・・・。

私はルルーに<エリック・怪人>のインスピレーションを与えた人物がいるのではと思ってます。もちろん根拠なしの妄想です。

その<原型エリック>に会ったのが子供時代なのか、記者時代なのか、通りすがりなのか、関わりがあったのか分かりませんが・・・(っていうか個人的な妄想なんですけど)。


事実として、ルルーはパリのフォーブール・サン・マルタン通りの区役所近くの生まれ。セーヌ・マリティーヌ県のウー中学校の寄宿生であった時代もありました。(P455)


イラストは週末パリの自宅に向かう前に、隣の街に来たサーカスを見に行った少年ルルーという感じで描いてみました。

「僕はそこで仮面をつけた人物に出会った。そのサーカス団が隣の市に来る時は必ず通った。・・・彼に会いたかったからだ!
その人は決して仮面をはずす事がなく、旅芸人というには威厳に満ち、立ち居振る舞いは優美だった。
その人が奇術をする夜は街中の人がテントにひしめいた。
彼の奇術は見事で、みな口をあんぐり開けて奇妙な奇術師の繊細な指先を食い入るように見つめた。
彼は「ハーメルンの笛吹き」のように童心にかえった人々の心を鮮やかに奪ったのだ。」